• "認定こども園施設整備費補助金"(/)
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  1. 碧南市議会 2017-06-16
    2017-06-16 平成29年第4回定例会(第2日)  本文


    取得元: 碧南市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-18
    2017-06-16 : 平成29年第4回定例会(第2日)  本文 ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                            (午前 10時 0分 再開) ◆議長(石川輝彦) ただいまの出席議員は22名であります。  よって、本日の会議は成立いたしましたので、これより平成29年第4回碧南市議会定例会第2日の会議を開きます。  これより会議に入ります。  本日の議事日程は、お手元に配付の議事日程表のとおりであります。 ───────────────────・・─────────────────── 2 ◆議長(石川輝彦) 日程第1「会議録署名議員の指名」を行います。  会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、議長において3番大竹敦子議員、16番新美交陽議員を指名いたします。 ───────────────────・・─────────────────── 3 ◆議長(石川輝彦) 日程第2「一般質問」を行います。  質問の許可は、議事日程表記載の順といたします。  大竹敦子議員の一般質問を許します。 4 ◆3番(大竹敦子) 議長、3番。 5 ◆議長(石川輝彦) 3番、大竹敦子議員。 6 ◆3番(大竹敦子) おはようございます。公明党の大竹敦子でございます。久しぶりの一般質問でございますけれども、1週間前に自分のミスで指をけがいたしまして大変見苦しい姿での登壇になりましたことをおわび申し上げます。そして、執行部の皆様には傷を癒していただけるような温かい御答弁、よろしくお願いいたします。  それでは、質問をさせていただきます。  件名1、発達障害者支援の充実について。  (1)ゲイズファインダーの導入についてお聞きいたします。  この10年、発達障害の研究が進み、今や発達障害で教育的配慮が必要な子供たちが学校の1クラスに6.5%いると言われています。そして、発達障害への理解もその支援も保護者、医療、教育機関へと広がっております。一昔前は落ちつきがない、先生の言うことが聞けず教室を動き回るなどという子供の行動に対して、親のしつけが悪いなどの心ない批判もありました。しかし、この行動は親のしつけが原因ではなく、発達障害という脳の働きによる場合が多いとわかってきました。そうした発達障害の子供たちの将来は、乳幼児期から青年期への成長過程にしっかりその子の特性に合った療育を受けることができたかで大きく変わってまいります。そのために、早期に発見し、早期に療育を開始することが最も大切です。  以前から、発達障害を早期発見するために、集団行動が始まる5歳児への検診の実施を要望してまいりました。しかし、人も費用もかかるということで、いまだ実施されていません。しかし、今碧南市では、その対応は専門家の方に各園を巡回していただき、現場で判断、園の関係者や保護者に対し適切なアドバイスをしていただく方法で発達障害を持った子供たちへの支援を進めていただいております。
     そこで、今回は1歳半健診の待ち時間を使い、お母さんが赤ちゃんを抱っこしていただいて2分間テレビのモニター画面を見ていただくだけできる簡単な検査でありますゲイズファインダーを提案させていただきます。  これは、画面を見る赤ちゃんの目線の動きを測定し、その子の持つ社会性の発達について評価をするものです。このゲイズファインダーの導入の際は、お一人、保健室の方などにこの検査について一定の研修を受けていただき、専門のオペレーターとしてついていただきます。そして、測定結果をこのオペレーターから保護者の方に説明をしていただきます。  親にとって、現実に、我が子が発達障害であることを受け入れることは大変つらいものです。しかし、この方法では保護者も測定結果を客観的に受けとめやすく、オペレーターは障害があるという捉え方をせず、お子さんには物事に対して強く興味を示す傾向があるというふうに伝えます。その傾向性を個性として受けとめ、将来社会性が備わっていくような適切なお子さんとのかかわり方をアドバイスしていただくものです。このような支援が碧南市でできれば、母親の育児への不安を少なくし、発達障害による社会性のおくれも最小限に食いとめることができます。  そこで、お尋ねいたします。  ゲイズファインダーをぜひ碧南市にも導入するべきだと思います。お考えをお聞かせください。 7 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 議長、福祉こども部長。 8 ◆議長(石川輝彦) 福祉こども部長。 9 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 発達障害につきましては、早期に子供の特性に気づき、適切な療育を始めることで、その後の社会適応がよくなる傾向があるというふうに言われております。  質問者がおっしゃられるように、ゲイズファインダーは子供の社会性の発達を保護者が客観的に確認することができる支援ツールで、子供の特性を把握しやすいシステムであるというふうに思っております。しかし、保護者が子供の特性に気づいた後の支援体制が整っていないと、保護者の不安だけが大きくなってしまうということがございます。そのため、ゲイズファインダーを導入する前に、まずは適切な療育支援体制を整備することと支援の質を確保するということが先決であるというふうに考えております。 10 ◆3番(大竹敦子) 議長、3番。 11 ◆議長(石川輝彦) 3番。 12 ◆3番(大竹敦子) ありがとうございます。  ゲイズファインダーについては、正しく認識をしていただけたと思います。発達障害で問題なのは、我が子に発達障害の傾向があることを知らず、適切な療育もされず、社会性が育たないまま成長し、不登校やひきこもりなどの二次障害を発症させてしまうことです。また、発達障害のあるお子さんには乳幼児期何かしらの育てにくさがあると言われています。親は、その育てにくさの原因が発達障害であることを知らず、マニュアルどおりにいかない子育ての困難さから、最悪の場合は我が子を虐待、また、死に至らせてしまうケースも出てくると言われています。  答弁で、適切な支援体制を整備することが大切で、碧南市にはまだその適切な支援体制が整備されていないと言われました。それではいけませんので、早急に整えていただきたいと思いますが、どのような支援体制が必要であるとお考えでしょうか。  また、碧南市にはない支援の質の確保と言われました。いつまでにそれは確保できるのでしょうか。親の虐待による乳幼児の死亡率は、2歳児までが最も多いと言われています。今の碧南市の体制では遅いというふうに考えますが、どうでしょうか。 13 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 議長、福祉こども部長。 14 ◆議長(石川輝彦) 福祉こども部長。 15 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 現在碧南市では、保健センターで1歳6ヵ月児健診や3歳児健診を行い、そこで発達が気になるお子さんにつきましては事後教室に参加をいただいております。お子さんの状態から、さらに療育が必要な場合には、にじの学園に通園をしていただいておりますけれども、発達が多少気になるという程度で通うことは、現在定員の関係からは難しい状況でございます。  また、支援の質ということですけれども、療育を行う支援者が必要でございます。子供の特性を専門的に見立てる力と、それを日常生活でどのようにかかわっていけばよいかということを保護者に伝える専門性が必要になってまいります。  これらの課題に対しましては、現在、子供の発達に関する関係機関におきまして、現状や課題の共有、それから、今後の対応について検討するための会議を開催しているところでございます。今後、国や県、近隣市の動向も見ながら、今後のあり方についても検討していきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 16 ◆3番(大竹敦子) 議長、3番。 17 ◆議長(石川輝彦) 3番。 18 ◆3番(大竹敦子) ありがとうございます。  療育の必要がある子供全てに支援が行き渡らない厳しい現状を話されましたが、発達に関する関係機関での会議も開催していただいていますし、また、今年度は発達障害への施策にも力をいただいておりますこと、大変感謝をしているところでございます。ゲイズファインダーを導入することで、今よりも確実に早期発見はできます。ぜひ、その発達に関する関係機関の会議にこのゲイズファインダーの導入を議題に上げて検討していただきたいと思います。御心配されている見立てる力や保護者に伝える専門性は、ゲイズファインダーオペレーター養成のための研修を受けて学ぶこともできます。オペレーターの資格を持つ人がいることは、支援の質を上げることになります。今後検討していただくお考えはないでしょうか。お願いいたします。 19 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 議長、福祉こども部長。 20 ◆議長(石川輝彦) 福祉こども部長。 21 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 質問者から御提案をいただきましたゲイズファインダーにつきましては、まずは、先ほど申し上げました関係機関の会議の中で情報提供をしてまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 22 ◆3番(大竹敦子) 議長、3番。 23 ◆議長(石川輝彦) 3番。 24 ◆3番(大竹敦子) ありがとうございます。前向きな御返答、感謝申し上げます。  それでは、(2)へ移ります。  若者サポートステーション設置についてお聞きいたします。  先ほども申し上げましたように、今では発達障害の研究も進んできましたが、それもここ数年のことです。ですので、子供のころはわからず、大人になってから発達障害であると診断される方も少なくありません。対人関係の苦手からひきこもりや鬱病を発症したりするのは、子供のころから持っていた発達障害が放置され、適切な療育を受けられなかったことによる二次障害、三次障害へと悪化した結果と言われています。仕事が遅い、人づき合いが苦手などの職場の人間関係が悪くなりいじめに遭い、鬱病も発症、精神科を受診し、そこで初めて医師から発達障害だと伝えられているのが現状です。今までのさまざまな生きづらさの原因は発達障害にあったと20代、30代になってからわかります。仕事はやめざるを得ず、発達障害、鬱病を抱えての再就職は困難を極めております。  このように、不安を抱え生活をしている20代から30代、40代の方は増加傾向にあります。このように、大人になってから発達障害がわかった方たちへの支援もこれからは大事であります。自転車でも行ける碧南市内に自分を取り戻せる心のよりどころとなる居場所、気軽に相談できる拠点となる場所が必要ではないでしょうか。  先日、私は豊田市若者サポートステーションを視察してまいりました。豊田市は、第2次豊田市子ども総合計画の中で自立支援が必要な青少年の状況を課題として挙げ、その施策の展開としてニート、ひきこもりへの対応のため、豊田市若者サポートステーション若者支援地域協議会の設置、運営を盛り込んでおられました。豊田市若者ステーションは、困難を抱えた15歳から39歳までの若者に関する総合的な相談窓口、支援機関として位置づけ、各専門機関につなぐ役割を担っておられました。  この事業は、NPO法人育て上げネット中部虹の会へ委託されて運営をされていました。このNPO法人は、安城若者サポートステーションも委託運営をされている団体ですが、碧南の人が通ってみえる安城は就労に特化しているため、学生の不登校や引きこもりは相談、支援の対象ではありません。豊田市には、若者の居場所としての機能があります。この居場所機能は、空白地帯と言われる高校生、大学生の不登校も支援でき、他市では余りまだ設置されていない画期的な居場所となっています。まだまだ就職への意欲の沸かない若者に、スポーツ、音楽、ゲームなどもできるこの居場所は就職への足場となり、大変重要な役割を果たしています。  碧南市も同様、発達障害を含め、若者やニートやひきこもりの現状は大変厳しいものがあると思っています。そうした厳しい状況を踏まえて、へきなん障害者ハーモニープランの第4次障害者福祉計画では、具体的な計画はどのようになっているのでしょうか。  そこで、お尋ねをいたします。  ア、支援を必要としている若者を支える基本的な市の考え方、計画をお示しください。 25 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 議長、福祉こども部長。 26 ◆議長(石川輝彦) 福祉こども部長。 27 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) へきなん障害者ハーモニープランの第4期障害福祉計画に、若者のニートやひきこもりの方への支援については、明確に位置づけはされておりませんけれども、障害のある方の就労支援に関することは社会福祉協議会に委託をしております障害者就労支援相談所が、それから、障害のある方やその家族からのさまざまな不安や悩みなどの相談に対してはふれあい相談支援事業所が、また、同じような悩みを持つ仲間と交流できる場所としての居場所ころころでそれぞれ支援を行っているところでございます。  また、ひきこもりに関しましては、愛知県精神保健福祉センターや愛知県衣浦東部保健所で相談を受け付けておりますので、こちらのほうも御利用いただけたらというふうに考えております。 28 ◆3番(大竹敦子) 議長、3番。 29 ◆議長(石川輝彦) 3番。 30 ◆3番(大竹敦子) 発達障害を起因とする若者、働く世代への支援は位置づけられていないということがわかりました。現状、ここが市としての取り組み支援として大変弱い部分だと感じております。  先ほども申し上げましたように、大人になってから発達障害であると知り、30、40歳になっても定職につけないと、家族からも病気を理解してもらえず、ただ怠けているとしか見てもらえない状況に彼らは大変悩んでおります。日々、心から安心できる、信頼のおける居場所を求めている発達障害の方は碧南にも多くいるはずです。こうした方々への支援をしっかり市の計画にのせていただきたいと思っております。専門家の配慮も含め、強化すべきだと思います。今後、いつまでに計画を整備し、計画を実現するための事業をいつ開始するのか、早急に対策を立てるべきだと思っております。  そこで、イとして、碧南市にも若者サポートステーションを設置するべきと考えますが、いかがでしょうか。 31 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 議長、福祉こども部長。 32 ◆議長(石川輝彦) 福祉こども部長。 33 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 質問者がおっしゃられました若者サポートステーションは、厚生労働省が委託をした全国の若者支援の実績やノウハウがありますNPO法人、株式会社などが実施をする事業でございます。現在、西三河には安城市内に設置をされておりまして、碧南市の方も4名が通所しているという状況でございます。この委託事業につきましては、西三河管内に1ヵ所の設置という要件であるというふうに伺っております。碧南市でこの事業の委託を受けるというのは難しいというふうに考えております。  先ほど御答弁いたしましたが、障害者就労支援相談所やふれあい相談支援事業所、居場所ころころが同じへきなん福祉センター内にありますので、若者サポートステーションと同様な機能は備えているというふうに考えております。 34 ◆3番(大竹敦子) 議長、3番。 35 ◆議長(石川輝彦) 3番。 36 ◆3番(大竹敦子) ありがとうございます。  お答えでは、若者サポートステーションの機能はへきなん福祉センターあいくるに全て備えられているというふうに受けとめました。それであるならば、窓口を碧南市心身障害者福祉センターの事務室に置き、碧南若者サポートステーション、名前は何でもいいんですけれども、そういうふうに開設をし、発達障害で悩む高校生、大学生から30代、40代の方たちに特化した総合的な居場所としてデイルーム、工作室、調理実習室、視聴覚室など2階の施設を開放し、周知をしていただいて、もっとそのような方々が通いたくなるように活用を工夫してはいかがでしょうか。お答えください。 37 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 議長、福祉こども部長。 38 ◆議長(石川輝彦) 福祉こども部長。 39 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 質問者がおっしゃられるように、今後、先ほどお話ししました関係機関の会議の中で、それらの活用方法や周知の方法などについても話し合っていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 40 ◆3番(大竹敦子) 議長、3番。 41 ◆議長(石川輝彦) 3番。 42 ◆3番(大竹敦子) 大変前向きにお答えいただきまして、ありがとうございます。ぜひ進めていただきたいと思います。当事者の意見もお聞きしながら進めていただけたらと思っております。  件名2、学習支援事業についてお聞きいたします。  平成27年4月、生活困窮者自立支援法が施行され、それに伴い厚生労働省の生活困窮者自立支援制度が創設をされました。この制度は生活保護家庭や就学援助受給家庭等の生活困窮家庭に対してさまざまな支援を総合的に行い、親から子への貧困の連鎖を断ち切ることが目的とされています。この制度の中には自治体が学習支援事業を実施する場合、国からの半額の補助が出るというメニューもあります。これを受けて、この4月の時点で、全国で約3割の自治体が学習支援の実施に取り組んでおります。制度があるからといってやみくもに手を出すことが望ましいとは考えておりませんけれども、現代の日本の子供の6人に1人の家庭が貧困であるという統計が出ていますことから、碧南市も例外ではないと思います。第2次碧南市地域福祉計画では、碧南市の現状として生活保護受給者、生活困窮者の増加による自立支援体制整備が挙げられており、多様化する福祉問題に対応した福祉サービス、相談体制の整備が課題とされております。  そこでまず、お尋ねいたします。  (1)碧南市における生活保護家庭の就学援助受給家庭の子女の高校進学率及び大学進学率の状況を教えてください。 43 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 議長、福祉こども部長。 44 ◆議長(石川輝彦) 福祉こども部長。 45 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) ただいま質問者がおっしゃられました国の補助金を受けまして、生活保護世帯の中学校3年生で学習支援事業を希望される方を対象として、高校などへの進学支援を行っているところでございます。実績を申しますと、平成26年度では対象者3名のうち1名のお子さんがこの学習支援を活用しまして、専門学校へ進学をされております。27年度では対象者5名のうち2名のお子さんが活用し、県立高校と通信制高校へ進学をされております。平成28年度では対象者3名のうち2名のお子さんが活用し、2名とも県立高校へ進学をされております。  大学進学率につきましては、情報がございませんのでお答えができません。また、就学援助受給家庭の高校、大学への進学につきましては、こちらも調査を行っておりませんので、進学率はわからないという状況でございます。なお、参考までに碧南市内の中学3年生の高校進学率を申しますと、平成26年度は97%、27年度は96%、28年度は98%となっております。 46 ◆3番(大竹敦子) 議長、3番。 47 ◆議長(石川輝彦) 3番。 48 ◆3番(大竹敦子) 詳しくお答えいただきまして、ありがとうございます。  希望されている生活保護家庭の子供さんを対象に学習支援をしてくださっていることで、本当に感謝をいたします。そしてまた、受けられた生徒の皆さんは全て高校へ進学されているということで、とてもすばらしい成果であると心から思っております。  しかし、市内全体の中学3年生の進学率から考えますと、生活保護世帯の子供さんの進学率はまだまだ低い数字となります。貧困の連鎖を断つことを第一に考えると大変な御尽力をいただけなければなりませんけれども、やはりこういう方たちの100%を、全日制高校への進学を目指して取り組みを何とか進めていただきたいと要望いたします。  学習支援事業につきましては、昨年高浜市を視察させていだきました。高浜市ではNPO法人に運営を委託し、毎週土曜日9時半から4時まで希望する児童生徒が大学生のボランティアに勉強を見てもらっていました。ここの学習支援では、民間の個別指導塾とは違い、学力の向上ということよりも、将来への目的や夢を持つこと、こうした支援を終えても自分で学習方法を考え、自立するための生きる力や能力を身につけることを目標とされていました。また、支援をしているのは学習面だけではありません。地域のボランティアの方からも真心のこもったおいしい昼食も提供され、子供たちは家庭のぬくもりも味わっておりました。  生活困窮家庭の子供たちは、食事面においてもとても厳しい環境に置かれています。きのうの質問にもありましたけれども、特に給食のない夏休みの子供たちは劣悪な栄養状態になりかねません。こうした夏休みの長期休暇は、高浜市では週3回の学習支援を実施し、子供たちの支援をされてもおりました。高浜市は余り将来への希望を持つことが難しい、夢に向かって目標を立てられない、努力をすることも諦めてしまいがちな子供たちをこのような学習支援で貧困の連鎖から救おうとされております。  本年4月より長年の公明党の取り組みが実現をし、給付型奨学金の制度が創設をされました。たとえ家庭が貧しくても、その制度を利用すれば将来の実を大きく開いていくことができるようになりました。その流れに碧南市の子供たちも乗せてあげたいというのが私の思いであります。その基礎となる児童期に適切なかかわりを受けてきたか、そのことが進路に大きな影響を与えていきます。そのためにも、地域の人たちとかとかかわることのできる、こうした学習支援事業はとても大切な事業だと思います。  (2)学習支援事業の実施について、市のお考えをお聞かせください。 49 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 議長、福祉こども部長。 50 ◆議長(石川輝彦) 福祉こども部長。 51 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 御質問の学習塾のような形式での学習支援というのは、今のところ市として事業を行うことは考えておりませけれども、今年度、市民公益活動活性化補助金の交付を受けまして、取り組まれる団体がございます。今後、この団体のほかにもそういった学習支援の実施を検討している団体などから相談がありましたら、対応を検討してまいりたいというふうに考えております。よろしくお願いします。 52 ◆3番(大竹敦子) 議長、3番。 53 ◆議長(石川輝彦) 3番。 54 ◆3番(大竹敦子) 前向きにお答えいただきました。ありがとうございます。  ぜひ市のほうとしても、バックアップしていただけるように働いていただきたいなと思います。  生活保護世帯の子供さん、不登校の子供さんは今おっしゃられた内容で支援の手が届き始めていると考えますけれども、そうした垣根を取り払って、高浜市のように希望する子供さん、外国の子供さんの支援も含め、さまざまな事情を抱えた子供たちが1人も漏れなく夢を実現して、社会へ胸を張って飛び立てるような支援の手を碧南市としても尽くしていただきたいと要望して、次に移らせていただきます。  件名3、防災・減災対策についてお聞きいたします。  (1)浸水対策の進捗状況についてお聞きいたします。  ことしも梅雨の時期を迎えました。例年これからの時期、ゲリラ豪雨や台風への対策は喫緊の課題となっています。私の平成26年9月議会でお聞きした水害対策の一般質問に対しまして、そのお答えは、既存の排水施設や土地の形状を電子化し、雨水の時間経過による浸水状況の変化をシミュレーションし、その結果により排水路の整備、貯留槽などの整備をしていくということでした。  そこで、お尋ねいたします。  現在その計画はどこまで進んでいるのか、進捗状況を教えてください。 55 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 56 ◆議長(石川輝彦) 市長。 57 ◆市長(禰宜田政信) 蜆川水系の浸水対策の進捗状況につきましては、平成26年度に浸水対策計画を策定し、平成27年度には基本設計を実施いたしまして、既存排水施設等を加味した電子データ上において降雨シミュレーションによる雨水流出解析を行いました。この解析結果から日進地区、棚尾地区において浸水対策が必要と判明したため、公共用地にバイパス管路や雨水の貯留施設を設けることを浸水被害の解消対策としてまとめました。  今後は、平成30年度に詳細な設計を行いまして、平成31年度から工事に入っていく予定でございます。また、愛知県より蜆川排水機場の整備を、平成30年度から供用開始に向け進めているというふうに聞いております。相乗効果により、浸水被害の解消が図られると考えております。今後も市民の安心・安全の確保を図るため、浸水対策を進めてまいりたいと思います。 58 ◆3番(大竹敦子) 議長、3番。 59 ◆議長(石川輝彦) 3番。 60 ◆3番(大竹敦子) ありがとうございます。  本当に、ゲリラ豪雨などの大雨のたびに浸水の被害を受けている地域住民の皆様方は、今言われました地域の方、特にこの計画が1日も早く進むことを心待ちにしておられると思います。どうか安心・安全な市民の暮らしを守るためにも、計画どおり事業が進むよう御尽力いただくことを心からお願いいたします。
     次、(2)に移ります。  女性の視点を生かした防災対策についてお聞きいたします。  今年度の人事異動によりまして、また防災課は男性のみの課になってしまいました。大変残念に思っています。この5年間女性の立場で防災に携わっていただいた前任の方には、大変心から敬意と感謝の思いでいっぱいでございます。  一般質問において、防災の担当課に女性職員の登用を要望させていただいたときに、そのお答えで防災担当職員の配置は合理的、機能的、適材適所となるようバランスやタイミング等も踏まえて職員の配置に努めているというふうに言われました。今回の移動には、その結果こうなったものと認識はしておりますけれども、やはり担当課に女性職員がいなくては、計画時において女性の視点はいつ取り入れていただけるのかとても心配です。この2月、2年間かけて取り組まれてこられました碧南市に特化した地震対策減災計画が策定されました。新しく市民に配布されましたハザードマップは市民の方からも大変わかりやすくていいとお褒めの言葉もいただいております。今後はこの計画に従って具体的に防災・減災を進めていかなくてはなりません。  そこで、お尋ねいたします。  ア、今回の地震対策減災計画を進めていくに当たって、女性の視点をどのように生かしていかれるのでしょうか。  初めに、(ア)防災備蓄についてお聞かせください。 61 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 62 ◆議長(石川輝彦) 市長。 63 ◆市長(禰宜田政信) 防災備蓄につきましては、現在アルファ米やクラッカー、飲料水といった食料や毛布、ろうそくなど、ごく一般的なものを主に備蓄しております。例えば女性が使う生理用品や赤ちゃん用のおむつ、粉ミルク等の備蓄はありませんが、市内の多数の事業所と災害発生時における物資の緊急調達に関する協定を締結しておりまして、食料品、医薬品、日用品、救急品等の提供について御協力をいただけることになっております。碧南市のみで全ての備蓄を行うのではなくて、市内の事業所の御協力をいただきながら、碧南市全体で災害の備えを行っていきたいというふうに考えております。 64 ◆3番(大竹敦子) 議長、3番。 65 ◆議長(石川輝彦) 3番。 66 ◆3番(大竹敦子) よくわかりました。市内の事業主さんと協定を結ばれて確保をされているということでございます。一応契約は机上のものでございますので、既にしているかもしれませんけれども、今現在どのくらいの量の確保ができるかについて年1回でも確認をしていただけると、また、資料を持っていただけると大変安心いたしますので、これは要望したいと思います。  次に、(ウ)避難訓練についてはどうでしょうか。お聞きいたします。 67 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 68 ◆議長(石川輝彦) 市長。 69 ◆市長(禰宜田政信) 避難訓練についてお答えさせていただきます。  避難訓練につきましては、女性団体へ積極的な参加を依頼しつつ、従来のように女性のみが炊き出しを担うという固定的な考えではなく、また、男性のみが責任者となることを避けるよう、性別や立場を超えて、訓練時から防災活動を行うことができるよう促してまいりたいというふうに考えております。 70 ◆3番(大竹敦子) 議長、3番。 71 ◆議長(石川輝彦) 3番。 72 ◆3番(大竹敦子) 間違えまして、申しわけありません。  では、次に、改めて(イ)各避難所についてもお聞きしたいと思います。 73 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 74 ◆議長(石川輝彦) 市長。 75 ◆市長(禰宜田政信) 避難所につきましては、配置する市職員を男性のみではなく女性も配置するようにしております。また、災害時に実際に避難所が立ち上がった際、運営するリーダーが男性のみに偏ることがないよう、運営の意思決定に女性が参画するように促してまいります。  過去の震災における避難所運営では、更衣室がないため、女性の着がえ、授乳、下着を干す場所で困ったという事例をお聞きしております。避難所での女性の視点は当然に必要であると考えておりますので、今後とも皆様から御意見を頂戴しながら防災・減災の備えを進めてまいりたいと考えております。 76 ◆3番(大竹敦子) 議長、3番。 77 ◆議長(石川輝彦) 3番。 78 ◆3番(大竹敦子) ありがとうございます。  女性の意見を多く取り入れていただけるようなお答えで、大変安心をいたしました。女性や災害弱者と言われる高齢者、乳幼児などに配慮するためには、事前に備蓄が必要な物資もあります。  では、どのような形で女性の意見を取り入れて準備をしていただけるのでしょうか。現場でも女性の意見を尊重していただくことはもちろんですが、特に計画段階での女性の参画はどのように考えられているのでしょうか。お聞かせください。 79 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 80 ◆議長(石川輝彦) 市長。 81 ◆市長(禰宜田政信) 平成29年2月に策定しました地震対策減災計画につきましては、監修していただいた名古屋大学減災連携研究センターや市民分科会の委員として多数の女性に御参画をいただいておりまして、計画の内容は女性の視点が十分に生かされたものであると考えております。  また、策定されました地震対策減災計画の実行体制につきましても、庁内各課において課長補佐係長級で防災担当者を選出しており、その中には多くの女性職員が含まれております。防災課のみならず各課の防災担当者も交え、全庁一丸となって計画を実行してまいりますので、女性の視点が十分に生かされていくものと考えております。 82 ◆3番(大竹敦子) 議長、3番。 83 ◆議長(石川輝彦) 3番。 84 ◆3番(大竹敦子) 大変力強い御回答を市長からいただきまして、ありがとうございます。  女性職員の皆様の声は市民の皆様の声ということで特に尊重していただき、女性の職員の皆様も、日ごろから防災への意識を高くしていただく中で意見をしっかりと言っていただくようにお願いをしておきます。  では、次に移ります。  各家庭における減災対策、例えば家具の固定、窓ガラスの飛散防止、水や食料、トイレットペーパーなどの防災備蓄などは主婦の防災意識を高めることでとても進むと考えます。それが市民全体への防災・減災へと確実に広がっていくと思っております。  そこで、お尋ねいたします。  イとしまして、女性の視点での防災講演会を実施してはいかがでしょうか。 85 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 86 ◆議長(石川輝彦) 市長。 87 ◆市長(禰宜田政信) 本市におきましては、平成27年2月に碧南市文化会館において「~災害からいのちを守る!家庭と地域の防災対策~」と題しまして、名古屋大学減災連携研究センター阪本真由美特任准教授をお招きいたしまして講演会を行った実績がございます。この講演会では定員120名の会場が満席となり、来場者の約4割が女性でございました。防災用品の現物またはラミネート写真も用意させていただきましたが、その中には女性用の生理用品、化粧水セット、女性向けの防災本などを紹介させていただいております。女性の視点での防災講演会は必要であると考えておりますので、今後も折を見て、女性の視点を生かした講演会等を計画してまいります。 88 ◆3番(大竹敦子) 議長、3番。 89 ◆議長(石川輝彦) 3番。 90 ◆3番(大竹敦子) ありがとうございます。  地震対策減災計画の行動項目一覧の、(自宅等における最低限必要な水、食料、物資を確保する)の家庭内備蓄の実施率は現在35.7%ということで、まだまだ高い数字とは言えません。10年後50%を目指しているようですので、これからの取り組みが重要となってまいります。  どうしたらこのパーセントを上げられるのか、女性に特化した取り組み、女性が集まる場所での出前講座、講演会等をぜひ考えていくべきだと思いますので、今後の推進を心からお願い申し上げまして、次に移っていきます。  最後、(3)でございますが、災害者支援コミュニケーションボードの導入について伺ってまいります。  発災時、避難所にはさまざまな人が集まってきます。その中には災害弱者と言われる障害者の方、高齢者の方、外国人の方々もおみえになります。そうした方々で、自分のことをうまく伝えられない場合に、イラストを使って自分の意思を相手に伝えるツールとなるのが災害弱者支援コミュニケーションボードです。  横浜市の取り組みについて視察をしてまいりました。横浜市では平成17年度から横浜市社会福祉協議会が窓口となって、障害者支援の一環として、障害があっても自分の地域で安心して自立した生活をしていくための啓発活動のツールとしてこのコミュニケーションボードを運用し始めたそうであります。最初は買い物編でコンビニなどのお店に、そして次は救急用として消防署へ、そして今は災害用へと進化させ、ことしは外国語対応版を作成し、英語、韓国語、中国語と日本語が表記されたものをつくる計画だそうです。  モニターをお願いいたします。  これがコミュニケーションボードの災害用でございます。名前はとか住所はとかということを絵を指して、あと、手帳は持っているのかとかそういうことも、痛いところはあるかとか、これで意思を伝えます。  次、お願いします。  外国の方がみえた場合には、どの言葉が話せるのかをまずこれで確認して、また、外国の方にはさまざまな宗教を持っておられる方もみえますので、それもここでお聞きして、イスラム教であれば食べれないものとかもそこでチェックをしていきます。  次です。お願いします。  避難者、避難所に見えたわけですので、避難者の名簿をつくるために住所とか、それもこういうボードを使って、中には、きょうは入れていませんけれども、字をホワイトボードで書く、そういうボードも用意がしてあります。  次、お願いします。  そういう中で食べられないものは、アレルギーを持っている方はこれがだめとかというのを、子供でもこれはだめとか言えるし、外国の方も豚は食べれないとか、そういうのもこういうので図っていくものでございます。  ありがとうございました。  これにより、言語の違い、宗教や心情による生活の違いなど、また、アレルギーのある方も個々の人格が尊重されて避難所で安心して生活を送ることができ、相互理解にもとても役に立つツールでございます。  そこで、お尋ねいたします。  災害者支援コミュニケーションボードを導入してはいかがでしょうか。お考えをお聞かせください。 91 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 92 ◆議長(石川輝彦) 市長。 93 ◆市長(禰宜田政信) 質問者の言われるとおり、災害弱者と言われる障害者、外国人、アレルギーのある方など、個々の事情に配慮した対応や災害における備えを行うことはとても大切であると考えております。  しかし、ことし5月に全戸配布を行ったハザードマップで想定している碧南市における被害は死者282人、避難者数が最大2万3,070人ということで、これまでに私たちが経験したことがないような大規模な被害想定結果が出されております。このような大規模な災害が発生した場合、多くの市民の皆様が避難所に殺到するような状況になるということで、個々の事情に配慮した対応を行うことは、東北や熊本など、被災地の職員から避難所の様子を伺っても非常に難しいのではないかというふうに考えております。 94 ◆3番(大竹敦子) 議長、3番。 95 ◆議長(石川輝彦) 3番。 96 ◆3番(大竹敦子) 市長の答弁をいただきました。  混乱した状況ではとてもこのコミュニケーションボードは役に立たない、それを使った対応は考えられないというふうに言われたわけですね。  でも、そんなときでも個々の事情に配慮できるようにするためにあるのが避難訓練というものでございますので、ぜひ避難訓練にコミュニケーションボードを取り入れてはいかがでしょうか。コミュニケーションボードを利用することで、また、今まで避難訓練とか、これから実施が多くなると思われます避難所の開設、運営訓練などには障害をお持ちの方やアレルギーをお持ちの方、また、日本語でうまくコミュニケーションがとれない外国人の方々にもぜひ一緒に参加をしていただけるようにお誘いするためにも、このコミュニケーションボードはすぐれたツールになると思いますが、いかがでしょうか。 97 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 98 ◆議長(石川輝彦) 市長。 99 ◆市長(禰宜田政信) コミュニケーションボードは、障害のある人たちだけではなく、話し言葉によるコミュニケーションに壁のある外国人などにも一定の効果があるとは思いますが、このような取り組みは災害時に特化して行うのではなく、常日ごろから生活に取り入れていただき、市民がコミュニケーションボードになれ親しんでおくことが必要であると考えております。  また、大規模災害時の各避難所には2名の避難所開設員を配置しますが、不特定多数の災害弱者が避難されます。コミュニケーションボードを用いた指差し確認では、履歴が残らず、個々の事情を全て避難所開設員が把握することは大変難しい状況が想定されます。そこで、本市といたしましては、現在のところ、避難所に大量の白紙を用意いたしまして、筆談した紙を渡すことで自分自身のキャリアを避難所開設員に示すことができるほうが有益と考えておるところでございますが、発生した災害の状況に応じては、コミュニケーションボード等の検討も含めまして、臨機応変に対応してまいりたいと考えております。 100 ◆3番(大竹敦子) 議長、3番。 101 ◆議長(石川輝彦) 3番。 102 ◆3番(大竹敦子) ありがとうございます。  最後にちょっと前向きな、そんなに費用はかからないというふうに聞いておりますし、ホームページで調べていただくと、横浜市、豊田市さんの社会福祉協議会のホームページにはイラストがずっと載っておりまして、ただ、それを使うに当たってのいろいろな縛りがあるんですけれども、使うことができまして、それは豊田市は豊田市、横浜市は横浜市というものではなくて、全国共通のイラストになっております。明治安田生命こころの財団の方が最初の発信者でありまして、そこのデザイナーさんが描いた絵を使っているというふうに聞いております。それを全国どこに行っても、災害を受けたときにはそれでコミュニケーションができるようになっているわけです。  外国人の方には一定の効果もあるというふうに認識をしていただきました。おっしゃられるように、日ごろからの生活に取り入れておくことが最も大切だと思います。まさに、横浜市は障害をお持ちの方が地域の一員として、先ほど申しましたように、日々暮らすための地域との壁をなくすためのツールとして使用し、始められたのがコミュニケーションボードでございます。  現在碧南市の、災害時、白紙を用意してというふうに言われました。筆談でというふうにおっしゃったわけですけれども、字が読めなかったり、小さい子は書けなかったり、また、外国の言葉はこちらが読めなかったりとかということもありますので、特に外国の方のやりとりには有効だと思います。そんな要配慮者に対する緊急時の確かなコミュニケーションツールとして役立つことは間違いありません。各避難所に少なくとも1セット用意していただいて、避難者台帳にいろんな項目があると思うんですけど、その項目に合わせたボードを順番にめくっていく形で書き込んでいくというふうにすると、とても聞き取りもスムーズにいくのかなというふうに思います。  また、横浜市では災害時要配慮者には黄色いバンダナをつけていただいて、支援者となる職員の方とかには緑のバンダナをつけるということで、この人は要配慮の方だなという、それもできるかどうかわかりませんけれども、ちょっと差別的なところは感じると難しいんですけれども、そういうことをやっており、安心で安全な避難所の運営に取り組んでいるというふうにおっしゃっていました。  ぜひ、今後検討していただきますように心から要望いたしまして、私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 103 ◆議長(石川輝彦) 以上で、大竹敦子議員の一般質問を終わります。  この際、暫時休憩といたします。                            (午前 10時 47分 休憩) ───────────────────・・───────────────────                            (午前 11時 0分 再開) 104 ◆議長(石川輝彦) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  次に、鈴木良和議員の一般質問を許します。 105 ◆10番(鈴木良和) 議長、10番。 106 ◆議長(石川輝彦) 10番。 107 ◆10番(鈴木良和) 皆さん、おはようございます。新政会の鈴木良和です。  議長より発言の許可をいただきましたので、通告書に基づき一問一答方式にて質問させていただきます。  執行部におかれましては、いつものように前向きな御答弁をよろしくお願いします。  質問に入る前に、新しい議長さん、副議長さん、1年間よろしくお願いいたします。
     4月初めからの犬山祭、岩倉まつりなど、また、知多半田方面一帯で1ヵ月にも及ぶお祭り、5月3日、4日の春祭りの最後を飾った半田亀崎地区での潮干祭が盛大に、また、にぎやかく終わられました。  大浜中区山車保存会は犬山の魚屋町眞先と半田亀崎田中組との交流があり、毎年双方を訪問し、各地区のお祭りとまちづくりのあり方などを勉強してまいりました。今後、大浜地区でのお祭りの方法など、生かしていきたいと思った次第でございます。  今回の半田亀崎地区での訪問で例年と違ったことは、アサリの珍味がなかったことです。串に刺してあるアサリで、アオヤギと普通言われているものでございます。  地元の人にお聞きしたところ、ことしも二枚貝アサリが不漁であったため、アサリ料理、珍味ができなかったと。3年ほど前からアサリが不漁で漁師さんは大変困っているとのことです。4月、5月の土曜、日曜では、三河湾一帯で大勢の人たちで潮干狩りが盛んに行われていましたが、今ではアサリに虫などが入って禁漁に。また、大浜の漁師さんたちは、三河湾内の魚も少なくなっていると言っています。  そこで、件名1、自然への関心について、(1)ビオトープについて質問します。  今月6月15日の広報へきなんに載っていましたが、お聞きします。今年度から淡水魚を中心としたビオトープの工事が始まります。工事の工程、進捗をお聞きします。 108 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 109 ◆議長(石川輝彦) 教育部長。 110 ◆教育部長(奥谷直人) ビオトープの整備工事につきましては、8月上旬の入札の上、施工業者を決定し、平成30年3月までの工期で進めていく予定でございます。その後、収容する植物や魚類などの養生期間として整備を進め、平成30年度中の一般公開を目標としております。 111 ◆10番(鈴木良和) 議長、10番。 112 ◆議長(石川輝彦) 10番。 113 ◆10番(鈴木良和) ありがとうございます。楽しみにしていますので、よろしくお願いします。  次に、水族館の将来構想がつくられていく中で、その1つにビオトープ及び希少淡水魚の保護施設を盛り込まれました。西三河、自然をテーマとし、4つのコンセプトが設定されました。1つ目、本格的な希少淡水魚保護の場。2つ目、観察や体験のできる場。3つ目、西三河の自然の魅力を発信する場。4つ目といたしまして、市民の憩いの場、市民参画の場となっています。  よろしければ、それぞれの内容をわかりやすく説明していただけないでしょうか。よろしくお願いします。 114 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 115 ◆議長(石川輝彦) 教育部長。 116 ◆教育部長(奥谷直人) まず、1つ目の本格的な希少淡水魚保護の場につきましては、希少淡水魚飼育池を設置することにより、安定した飼育、繁殖が可能になることや、現在、水族館の裏方にある保護施設が常時見える場所に設置されることにより、保護活動のPRにつなげていきたいというふうに考えております。  2つ目の観察、体験のできる場については、映像や室内の展示では体験できない温度やにおい、感触、自然の音など、五感で感じられる体験のできる場として整備していきたいと考えております。  3つ目の西三河の自然の魅力を発信する場については、地元に生息している魚類や両生・爬虫類など、また、自然に飛来する昆虫や鳥がすめる場として、西三河在来の植物を市民とともに植えるなどして、地元の動植物にこだわり、地元の自然の魅力を再発見できる場を目指してまいります。  日ごろ身近にあるものの気づかなかった自然について、トピックスの紹介やビオトープ内で観察会を定期的に行い、その魅力をお伝えしていきたいというふうに考えております。  最後に、4つ目の市民の憩いの場、市民参画の場については、市民とともにつくるビオトープとして、ドングリを植えたり、地元の草花の種まきを行う予定でございます。  また、小さな田んぼではございますが、田植えや稲刈りなどを体験のできる場とするなど、整備後は今以上に市民密着型の水族館、科学館であるよう活動していきたいというふうに考えております。 117 ◆10番(鈴木良和) 議長、10番。 118 ◆議長(石川輝彦) 10番。 119 ◆10番(鈴木良和) これから長い時間をかけ、ビオトープを市民の皆様とともに育てていかれるよう、よろしくお願いいたします。  先月15日に愛知県栽培漁業センターと水産試験場にお邪魔しました。  少し栽培漁業を説明します。海の生物のほとんどが多くの卵を海の中で産みます。しかし、そのほとんどが卵や小さな子供の間に、ほかの大きな魚などの餌になったり、うまく自分で餌が食べられずに死んでしまいます。このように生きていく力の最も弱い時期を人間の手で育て、ある程度ひとり立ちができるようになってから放流し、自然の力で大きく育ったものを漁獲するのが栽培漁業の考えだそうです。  1つ、種苗生産数量年間計画の一部を述べたいと思います。クルマエビ、大きさ20ミリで2,000万匹、トラフグ、45ミリで13万匹、クロダイ、35ミリで11万5,000万匹と言われていました。このような魚が三河湾に放流されていることは初耳でした。しかし、8%ほどしか生き残れないそうです。  本市水族館も、子供たちに栽培漁業センターの内容をわかりやすくパネルで説明したり、栽培漁業センターに遠足などで行ったりして、三河湾内の魚が枯渇しないためにはどうすればよいかを考えてもらうなど、市のお考えをお聞きします。 120 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 121 ◆議長(石川輝彦) 教育部長。 122 ◆教育部長(奥谷直人) 水産資源については、今御紹介がございましたように、国、水産庁や県の水産試験場の調査研究をもとに資源量の調整を行っております。  枯渇しそうな資源につきましては、国や県が放流による漁獲の安定を図り、場合によっては禁漁期間を設けておるところでございます。  水族館では、特別展などで、これら水産庁や県試験場などの取り組みや調査結果をパネル紹介や、特別展にあわせて水産試験場の職員に講演していただくなど、相互協力を行っているところでございます。例えば、一昨年のウナギの特別展で使用いたしましたパネルは、県水産試験場のイベントなどにも貸し出しをしておるところでございます。  また、科学館の常設展示、こちらは「水─森から海へ─」というテーマで展示をしておるところであります。その展示には、森林、川、湖沼、干潟、海の5つのゾーンで構成されており、海のゾーンでは、愛知県の水産資源として、県沿岸に生息している生物をグラフィックで紹介いたしており、大切な水産資源を守るには、私たち自身のかかわりについて見直していかなければなりませんというメッセージを発信しておるところでございます。  水族館、科学館では、展示や観察会などの自然保護の啓発活動だけでなく、今後は市民とともにビオトープづくりを行い、自然への関心、保護する意識を体感できる事業を展開してまいりたいと考えております。 123 ◆10番(鈴木良和) 議長、10番。 124 ◆議長(石川輝彦) 10番。 125 ◆10番(鈴木良和) ありがとうございます。よろしくお願いします。  本市水族館での、卵から成魚になるまでの過程または館内で育てた幼魚を市内の海岸からの放流などで、海の大切さ、自然の大切さを小学生に実感してもらうよい体験だと思いますが、今後の水族館の方向性をお聞きしたいと思います。 126 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 127 ◆議長(石川輝彦) 教育部長。 128 ◆教育部長(奥谷直人) 今現在、水族館では、イタセンパラ、ウシモツゴなどの天然記念物や絶滅危惧種の繁殖を行っております。環境省や県の環境部と提携を結び、保全活動を行っているところでございます。これまでにも、管理条件の整ったトヨタ自動車衣浦工場、アイシン精機半田工場、デンソー善明工場の企業内ビオトープに放流を行ってまいりました。水族館のビオトープが完成した折には、市民とともに放流を行ってまいりたいと考えております。  魚類の放流に関しましては、魚類学会の放流指針というものがございまして、自然界への無秩序な放流が規制をされているところでございます。この魚類学会の指針にのっとって、今後も進めていきたいというふうに考えております。 129 ◆10番(鈴木良和) 議長、10番。 130 ◆議長(石川輝彦) 10番。 131 ◆10番(鈴木良和) ありがとうございました。  本年は5回の自然観察会を実施する中で、5月21日に田植え体験と田んぼに生息するメダカやカエル、あぜの植物などの観察会が行われました。水族館館長のお話は、今回募集したところ、市内外で100名を超え、また、県外の方々もお見えになったと話されていました。大勢見えるとなると大変だと思いますが、館長、今後ともよろしくお願いします。  碧南市民憲章にも掲げている「きれいな水と青い空の町に」、「自然をだいじにし、美しい郷土をつくります。」とうたっています。今後もこのような取り組みを継続的、持続的に行っていただきたいと思いますが、市のお考えをお聞きします。 132 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 133 ◆議長(石川輝彦) 教育部長。 134 ◆教育部長(奥谷直人) 碧南と県内の自然環境の違いを感じてもらうため、毎年5回の自然観察会を実施しております。また、おさんぽかんさつ会という名称で、年3回、碧南周辺において現地集合の観察会も実施しております。矢作川河口ではごみ拾いを兼ねた干潟観察会を、御紹介いただきましたように、油ヶ淵周辺では田植えや稲刈りを実施しております。これら活動については、今後も継続してまいりたいと考えております。  また、将来的には、新たに設置いたしましたビオトープでの観察会やスポット開設の実施、サマースクールなどでの活用も考えております。 135 ◆10番(鈴木良和) 議長、10番。 136 ◆議長(石川輝彦) 10番。 137 ◆10番(鈴木良和) ありがとうございます。  今回、矢作川のごみ拾いのときはちょっと天気が悪くて中止になったんですけれど、これで終わりじゃなくて、またちょっと日を改めてだとか、そういう努力をしていただければいいんじゃないかなと思います。  あと、田植えのほうなんですけれど、市役所の職員さんも興味のある方がたくさんみえますので、いいことは一生懸命、皆さん、協力していったほうがいいと思いますので、今後ともよろしくお願いします。西三河一番のビオトープを目指してください。  続きまして、(2)水族館職員との環境整備、管理について質問します。  ビオトープは歓迎されることも多いが、反対派も幾らかおみえになります。ビオトープには維持管理に多大な手間がかかります。庭園では、植物の成長に応じて間引きや整枝などを適宜に行わなければならないが、ビオトープでこれを怠ると、密な植栽が関係して、たちまちやぶのような状態になる。また、園内に池を設備する場合でも、水の浄化設備に通常の庭園よりも高い能力を要求します。よって、誰が面倒な管理をするのか、また、予算的な問題などの解決方法をお聞きしたいと思います。 138 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 139 ◆議長(石川輝彦) 教育部長。 140 ◆教育部長(奥谷直人) ビオトープの管理につきましては、管理し過ぎますと花壇だとか日本庭園のようになってしまうということもございますので、余り手を加えない自然に近い状態での維持管理が望ましいとは考えております。また、しかし、全く管理をしないと、質問者御指摘のとおり、草が生い茂ったりすることがございます。  そのため、整備後のビオトープの観察路や芝生広場などは、定期的に草取りや刈り取りなどの整備を必要といたしますので、その手入れを行っていきたいなというふうには思っています。  また、その他、外来植物の駆除などにつきましては、観察会などに参加する市民とともに実施してまいりたいというふうに考えてはおります。  水の管理につきましては、藻などの抑制や飼育生物への環境を考慮し、上流側と下流側の2つの循環水系に分離をし、濁りやすい池や田んぼの影響が上流側に及ばないように設計上の配慮をしておるところでございます。また、田んぼを通った水は、池には直接入らず、ヨシなどの生える湿地を経由することで、池の藻の発生を抑制する仕組みにもしておるところでございます。  以上です。 141 ◆10番(鈴木良和) 議長、10番。 142 ◆議長(石川輝彦) 10番。 143 ◆10番(鈴木良和) どうしても人それぞれなものですから、ほかっておけばいいとなると、ちょっと見た目が悪いし、余り取っちゃうとまたこれもおかしいしというので、要するに誰がどういうふうに言われても、館長の考えでこれでいくというのでいかれたほうが持続性があって一番いいのかな、大事なのかなと思いますので、館長、よろしくお願いいたします。  続きまして、件名2、碧南駅周辺の道路、環境整備についてお伺いします。  本日は傍聴席に碧南駅前通発展会さんが見えていますので、今までにないわかりやすい前向きな、発展会さんが御理解いただけるような御答弁をよろしくお願いします。  (1)県道305号碧南停車場線についてお聞きします。  その前に、今現在、県道岡崎碧南線、美術館前の道路拡幅工事がされています。この県道の進捗状況をお聞きします。 144 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 145 ◆議長(石川輝彦) 建設部長。 146 ◆建設部長(中村正典) 県道岡崎碧南線の道路整備については御案内のとおりでございますが、美術館から湊橋までの間は、碧南市において電線共同溝にあわせて歩道整備を行っております。それから、美術館から北側については愛知県が事業主体となって進めておりまして、碧南駅西交差点の改良を目的とし、交差点から南の美術館までの区間約170メートルを第1期工事、交差点から北側の区間約200メートルを第2期工事として計画しております。いずれの区間も道路拡幅とあわせて電線共同溝の整備を行っていくと聞いております。  まず、第1期区間の交差点から南側でございますが、用地取得が完了しておりまして、平成27年度に工事着手をしており、今年度、道路構造物及び電線共同溝本体の整備をおおむね終えることができております。歩道につきましては、アスファルトによる仮舗装を行ったところでございます。  なお、今後、電線管理者が行う連携設備の整備、これに時間を要するというふうに聞いておりまして、完成までにはまだ数年かかるということでございます。  市といたしましては、できるだけ早期の完成ができるよう、引き続き県へ要望をしてまいります。  第2期工事、交差点から北側の区間でございますが、交差点から荒神社付近までの道路東側の用地取得は既に終えております。第1期工事とあわせて暫定整備を行っていくと聞いております。その他の道路用地につきましても、引き続き用地取得を進めていくというふうに伺っております。  以上です。 147 ◆10番(鈴木良和) 議長、10番。 148 ◆議長(石川輝彦) 10番。 149 ◆10番(鈴木良和) ありがとうございます。  碧南駅より臨海公園、水族館及び美術館に向かわれる県道305号碧南停車場線があります。ここ数年、このような公共施設に訪れる人々が多く、大浜地区ににぎやかさが出てきたように地区の皆さんも思われています。今後の県道305号線の整備についてお聞きしたいと思います。 150 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 151 ◆議長(石川輝彦) 建設部長。 152 ◆建設部長(中村正典) 県道碧南停車場線につきましては、都市計画道路の碧南駅前線として昭和25年に都市計画決定をされ、延長約280メートル、道路幅員15メートルで、車線数は2車線で計画をされております。  市といたしましては、この路線の早期整備の必要性を認識しておりまして、県に対して強く要望しておりますが、県からは、厳しい財政状況の中、整備効果を上げるために箇所を絞った集中的な予算投資をしているため、新規事業の採択は困難な状況となっています。まずは、現在事業中の碧南駅西、主要地方道岡崎碧南線の交通安全対策事業の完了を目指しますという回答でございました。 153 ◆10番(鈴木良和) 議長、10番。 154 ◆議長(石川輝彦) 10番。 155 ◆10番(鈴木良和) ありがとうございます。  そんなに幅の広い道路というのではなく、歩道がもう少し広がったら危険性がなくなるんじゃないかなとは思うんですけど、そちらのほうの答弁、よろしくお願いします。 156 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 157 ◆議長(石川輝彦) 建設部長。 158 ◆建設部長(中村正典) 碧南駅前線の都市計画道路の幅員は、先ほど申したとおり15メートルで、2車線の都市計画決定ということでございまして、議員おっしゃられた歩道のみの拡幅ということに関しましても、現在よりも幅が広くなるということで用地取得が必要となってきます。用地買収、それから建物補償を行うには、国の事業認定が必要でございますので、都市計画決定の幅の変更ということも必要になってまいります。  しかし、碧南市としましては、車両の相互通行と歩道設置が必要というふうに考えておりますので、現在の計画幅員での早期事業化を愛知県に要望しておりますので、御理解をお願いしたいと思います。  以上です。 159 ◆10番(鈴木良和) 議長、10番。
    160 ◆議長(石川輝彦) 10番。 161 ◆10番(鈴木良和) 難しい答弁ありがとうございました。済みませんでした。  本市とは関係ありませんが、名鉄駅改修または新築工事が行われるという情報が耳に入ってきます。市として、碧南駅前の環境整備についてお聞きします。 162 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 163 ◆議長(石川輝彦) 建設部長。 164 ◆建設部長(中村正典) まず、碧南駅の駅舎につきましては、名古屋鉄道株式会社より3月29日付で設備投資計画ということで公表をされております。また、一部新聞報道もなされたところでございます。名鉄のほうからは、バリアフリー化の工事を行うに当たりまして、現駅舎は耐震性に問題があるということで、建てかえをするというふうに聞いております。  駅前の環境整備につきましては、新しい駅舎について、名鉄に対して、寺町ということでの景観に配慮した設計になるようにお願いをしているところでございます。また、地元から駅前ロータリーの拡張についての要望も受けておりまして、市といたしましても、第5次碧南市総合計画や都市計画マスタープランの計画において、駅前広場の拡張や周辺道路の整備を施策の1つに掲げているところでございます。  したがいまして、駅舎建てかえに伴い、駅前広場の整備も含め検討が進められるように準備をしてまいりたいと思っております。  以上です。 165 ◆10番(鈴木良和) 議長、10番。 166 ◆議長(石川輝彦) 10番。 167 ◆10番(鈴木良和) ありがとうございます。私、地元なものですから、碧南駅のロータリーのところ、雨天のときは本当にお迎えの車でいっぱいになるんですよ。そこでまた事故等が起きてもちょっと笑えない状態なものですから、なるべく市のほうも雨の降ったときにちょっと見に行ってもらうだとか、確認してください。よろしくお願いします。  この県道の整備により、市民の皆さんが安全・安心な生活が行われることが一番でありますので、よろしくお願いします。  この地区、碧南駅前通発展会さんより要望書が愛知県と碧南市に出されています。本市としてのお考えをお聞きしたいと思います。 168 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 169 ◆議長(石川輝彦) 建設部長。 170 ◆建設部長(中村正典) 碧南駅前通発展会様からは、平成24年の11月と、ことしの2月の2回にわたって、碧南駅前線の整備に関する要望ということでいただいております。このことにつきましては、事業主体であります愛知県に対しまして、引き続き早期事業化の要望をしておるところでございます。  碧南駅は三河線の終着駅ということで、周辺には、議員が先ほど申しましたように、臨海公園だとか美術館などの集客拠点となる公共施設や寺社などの歴史的建造物が集積をしております。また、臨海部では新たなスポーツ拠点、スポーツ施設としてのビーチコートの整備を進めておりまして、駅とこれらを結ぶ移動経路として碧南駅前線の果たす役割はこれまで以上に重要なものとなってまいります。市といたしましても、早期整備ができるよう、沿道、沿線の道路利用状況の把握に努め、県とともに事業手法なども考えてまいりたいというふうに思っております。  以上です。 171 ◆10番(鈴木良和) 議長、10番。 172 ◆議長(石川輝彦) 10番。 173 ◆10番(鈴木良和) 前向きな御答弁ありがとうございます。大村知事と市長さん、一枚岩として、この県道の整備の理解を深め、協力し合っていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  碧南駅前通発展会さんの要望書の内容を一部述べます。  1つ目は、碧南駅から駅西信号までの歩道が狭いため、車道まではみ出して通行、利用している。  2つ目は、他市及び県外からの逆走車が以前よりふえているなどです。  そこで、碧南市保留地、亀島織布跡地の活用と、行政と連携しての駅周辺の店舗の誘致についてのお考えをお聞きしたいと思います。 174 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 175 ◆議長(石川輝彦) 建設部長。 176 ◆建設部長(中村正典) 発展会様からの御要望につきましては、県庁から庁内関係課で情報の共有はしておるというところで、できるところから取り組むということで考えております。  御質問いただいた亀島織布跡地は、現在碧南市土地開発公社が所有しておりまして、その一部をゲートボール場、ちびっこ広場、大浜保育園の職員駐車場として利用しているところでございます。御質問いただいた内容を踏まえ、まちづくりの視点も加えて、今後、資産活用課を中心に活用方法などを検討してまいりたい考えております。  それから、店舗の誘致についてでございますが、地元で商店を営んでおられる皆様方の熱意が最も大切ではないかというふうに考えております。市といたしましても、皆様方の取り組みをできる限り後押しできるように努力してまいりたいというふうに思っております。  以上です。 177 ◆10番(鈴木良和) 議長、10番。 178 ◆議長(石川輝彦) 10番。 179 ◆10番(鈴木良和) ありがとうございました。  続きまして、(2)飲食店マップの作成及び設置について質問させていただきます。  (1)で述べたように、県道305号駅前線及び県道岡崎碧南線、美術館前道路周辺には公共施設が多数あり、水族館、野球場、臨海公園、それぞれの施設ではイベントが行われ、大浜地区では大浜てらまちウォーキングが開催され、交通機関の名鉄を利用し、市内外から人々が来ていただいております。碧南駅も利用者、歩行者が増加しています。商店街の皆さんも美化、活性、安全と自助努力しています。公共施設に来られた方々のおもてなしとして、飲食店マップの作成と設置をお願いしたいと思いますが、本市のお考えをお聞きします。 180 ◆経済環境部長(鳥居典光) 議長、経済環境部長。 181 ◆議長(石川輝彦) 経済環境部長。 182 ◆経済環境部長(鳥居典光) 飲食店マップにつきましては、碧南駅周辺に限定したものではありませんが、平成26年度に碧南商工会議所が『碧南の味めぐり』というガイドブックを作成し、一般に販売されております。  碧南駅周辺の飲食店マップとなりますと、市が作成したものではありませんが、碧南駅周辺の商店街が連携いたしまして、独自にショッピングアンドグルメマップを作成され、まちのにぎわいと当該地区を訪れる方々をもてなしております。  また、飲食店マップではありませんが、大浜てらまち地区をPRする大浜てらまち散策地図がございまして、碧南駅周辺の寺院や公共施設を紹介するマップがございます。  この2つのマップが重なるようなマップがあると、市外から来られた方にも利便性が高まると考えております。  現在、この地域では大浜にぎわいづくり実行委員会が組織され、観光資源の発掘、情報発信、にぎわいの創出に関する事業を推進しておりますので、この委員会の中でマップの作成について検討してまいりたいと考えております。  また、案内板の設置につきましては、駅前の整備等のこともございますし、それから、作成費や設置場所の問題もございますので、まずはマップ作成の検討から進めてまいりたいと考えております。 183 ◆10番(鈴木良和) 議長、10番。 184 ◆議長(石川輝彦) 10番。 185 ◆10番(鈴木良和) 前向きな御答弁ありがとうございます。発展会さんの人もにこにことされたと思いますので、前向きによろしくお願いいたします。市長、よろしくお願いします。  続きまして、件名3、大浜寺まち地区の歴史的観光名所について、(1)本市の歴史や文化などの紹介の仕方について質問させていただきます。  愛知県は、観光まちづくり戦略としてポップカルチャー、漫画を観光資源と捉えて地域の観光振興に取り組んでいます。本市においても、織田信長初陣の地、吉良大浜と、徳川家康、神君伊賀越えを漫画のようなわかりやすい媒体で市民の皆さん、特に小学生に伝えていけないかなと思いますが、お考えをお聞きします。 186 ◆経済環境部長(鳥居典光) 議長、経済環境部長。 187 ◆議長(石川輝彦) 経済環境部長。 188 ◆経済環境部長(鳥居典光) 全国の自治体がシティプロモーションに力を入れており、その魅力の発信に努めているところであります。碧南市においても、著名人が出演するPR動画、「龍が護る街」を制作して魅力を発信しています。  大浜てらまち地区には多くの寺社が建ち並び、徳川家康にゆかりのある地でもあります。また、九重味淋の大蔵陣屋跡もあり、この地区の歴史は観光資源としても貴重であり、市観光協会のホームページやガイドマップ等で紹介しているところであります。  御質問の大浜てらまち地区周辺での織田信長、徳川家康にまつわるエピソードを漫画のようなわかりやすい媒体でPRとのことですが、市ホームページのC・Sへきなん動画ギャラリーではユーチューブで市長の動画メッセージを配信しておりまして、その中で、織田信長と碧南市、徳川家康と碧南市、三島由紀夫と碧南市など、大浜地区にまつわる歴史や文化を、市長がわかりやすく、詳しく紹介する動画も配信し、PRに努めているところでございます。  漫画などによるPR方法としましては、市では、これまでに碧南市の民話を紹介する紙芝居などがありますが、そのような方法も参考にしながら、引き続き大浜てらまち地区の観光名所の紹介に努めてまいります。  なお、大浜てらまち地区の歴史的観光名所のわかりやすい紹介としましては、ほかに大浜てらまち案内人の会が十ヶ寺を初め、まちの見どころや歴史などを案内しております。昨年度は、26件、308人の方を御案内いたしました。利用していただいた方には、御利用の体験、体感となって満足度の高い観光につながったものと思っております。 189 ◆10番(鈴木良和) 議長、10番。 190 ◆議長(石川輝彦) 10番。 191 ◆10番(鈴木良和) ありがとうございます。  また、プラスアルファなんですけれど、竜の子街道プロジェクトのほうにもぶつけていただきたいかなと思いますので、ひとつよろしくお願いいたします。  本市の歴史観光名所のほとんどは日本語表記だと思います。ぜひ英語表記を加えていただけないかと思いますが、市のお考えをお聞きします。 192 ◆経済環境部長(鳥居典光) 議長、経済環境部長。 193 ◆議長(石川輝彦) 経済環境部長。 194 ◆経済環境部長(鳥居典光) 歴史的観光名所の表記に英語表記のことでございますが、外国からの観光客や市内在住の外国人の方には必要だと思います。碧南市の観光を紹介する碧南ガイドマップは、英語など多言語版のものを作成いたしました。また、今年度、歴史的観光名所をPRするため、市観光協会で市内三、四ヵ所に案内板を設置する予定でございます。大浜てらまち地区にも設置を予定しておりますが、英語表記もしていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 195 ◆10番(鈴木良和) 議長、10番。 196 ◆議長(石川輝彦) 10番。 197 ◆10番(鈴木良和) よろしくお願いいたします。ありがとうございます。  最後に、本市の歴史文化をポップカルチャー、漫画などで、碧南市のみならず、愛知、日本、世界の若い世代に紹介してほしいと思います。いつにない前向きなわかりやすい御答弁、本当にありがとうございました。地区の方も喜ばれて帰られると思います。本当にありがとうございました。  これをもちまして質問を終わります。 198 ◆議長(石川輝彦) 以上で、鈴木良和議員の一般質問を終わります。  この際、昼食のため休憩いたします。                            (午前 11時 41分 休憩) ───────────────────・・───────────────────                            (午後 1時 0分 再開) 199 ◆議長(石川輝彦) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  次に、加藤厚雄議員の一般質問を許します。 200 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 201 ◆議長(石川輝彦) 4番。 202 ◆4番(加藤厚雄) こんにちは。公明党の加藤厚雄でございます。  今回は新しい執行部の体制になって初めての定例会ですので、なるべく各部にわたるような質問をしようかというふうに考えましたけれども、なかなかそういうようには都合よくはいかなかったということで。そして、また、碧南市においても3月に本年度の予算というものが採決されて、決定をされました。  また、今回は県の予算の書類を見るのも大変だったんですけれども、その中でも、県が市に対して、あくまでも県民とか市民でなくして、市に対して補助金を出している、また、助成をしているという事業がありましたので、その件について、また新規もありますし、継続の事業もあります。碧南市はどうしても新規の事業に対しては、若干1年か2年おくれて取り組んでいるやつもありますけれども、新規に関しては、まだ4月、5月と6月に入ったばっかりで、詳細がまだ決まっていないという部分もありますので、若干答弁しにくい部分だとか質問しにくい部分というのがありますけれども、それを今回は聞いていきたいというふうに思います。  (1)、これは広域的な交通のネットワークの調査に対して県が補助をするということであります。この県の予算の名称は、あいち公共交通ビジョン推進費と、地域の公共交通の活性化を推進ということで、これは新規事業ですので、県のほうにも問い合わせをしたら、きょうかあしたぐらいには詳細が市のほうには行くのではなかろうかと。市のほうも状況がわからないもんで早くしろと言ったら、きょう私の質問に間に合うか間に合わないかという微妙な時間帯に、それじゃ、出しますわということで、届いているか届いていないかわかりませんですけれども。  本当にいろんな地域へ出かけますと、碧南から西尾、碧南から安城、高浜と広域的な公共機関の調査とか研究に県は補助金を出すと。複数の市でやる場合には3分の2を補助金で出すと、碧南市単独でやる場合は2分の1の補助金を出すと言うが、そういうふうであるならば、その補助金を活用して広域化が適当かどうかと、碧南市においてのくるくるバスとほかの市のバスとは全然形態が違いますので、調査研究した結果、やはり厳しいというのはわかりますけれども、とりあえず広域化に向けての調査研究というのを推進すべきじゃないかということで、碧南市の現状を踏まえて、また、県からどういうふうに来ているかわかりませんですけれども、そういった考え方と今後の取り組みについてお聞きをいたします。 203 ◆経済環境部長(鳥居典光) 議長、経済環境部長。 204 ◆議長(石川輝彦) 経済環境部長。 205 ◆経済環境部長(鳥居典光) あいち公共交通ビジョン推進費ということでありますが、これは、愛知県が策定しました平成29年度から平成33年度までを期間とするあいち公共交通ビジョンに基づき、鉄道、バス等が相互に連携し、効率的で利便性の高い広域的な公共交通ネットワークの構築を目指すとされております。ただ、おっしゃられましたこの補助金につきましては、現段階では、県のほうから具体的な補助要綱であるとか、それから事業スケジュールを確認できておりませんので、補助制度を活用できるかどうかというところがまだ不透明なところがございます。  しかしながら、あいち公共交通ビジョンで示されました広域的な公共交通ネットワークにつきましては、本市においても、単に近隣市への移動手段だけでなく、かつ各交通機関へのアクセスの確保という点でも重要な課題というふうに捉えてはおります。現在、西尾市と共同で運行するふれんどバスや市内を循環するくるくるバスを運行しておりますが、それらの効率性、利便性の向上も含めまして、広域的な公共交通のあり方につきまして、調査研究をしていくということが必要であると考えております。 206 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 207 ◆議長(石川輝彦) 4番。 208 ◆4番(加藤厚雄) しっかりと、広域化へ向けての調査研究というのはしていってください。午後ぐらいには詳細が県のほうから多分連絡があるというふうに思いますので、またしっかりと読んで、そういった補助金を使いながら調査研究をして、その結果というのはまた教えてください。  (2)、これは3つ書いてありますけれども、市のほうに補助金がおりるやつと県独自のやつとありますけれども、これはあくまでも商店街の活性化を強力に推進ということで、県のほうが商店街地域連携促進事業費とげんき商店街推進事業費、また、商業振興事業費補助金というのを、これもあくまでも補助対象者というのは市民とか県民じゃなくて、市に対してそれの補助をするということですので、例えて言うと、げんき商店街推進事業というのは、その集客イベントとか、買い物宅配サービスとか、後継者養成講座に対して、県のほうが2分の1を補助するというふうな内容なんですけれども、従来の市の取り組みや、また、取り組めないんだったらその課題だとか今後の計画について教えてください。 209 ◆経済環境部長(鳥居典光) 議長、経済環境部長。 210 ◆議長(石川輝彦) 経済環境部長。 211 ◆経済環境部長(鳥居典光) 商店街地域連携促進事業費につきましては、あいち商店街利用促進会議の開催等、愛知県が直接実施する事業費であります。げんき商店街推進事業費につきましては、商店街等が行うにぎわい創出、地域コミュニティー活性化事業等に対しまして、質問者おっしゃられたとおり、対象経費の2分の1が市町村を通じて補助される事業であります。  碧南市では、平成26年度に実施しました商店街の防災・防犯対策のための街路灯建てかえの際にこの補助金を活用しております。対象事業費の最低額が設定されておりまして、現在のところ対象事業の計画はございません。対象事業の中には不動産流動化促進事業として空き店舗対策に関するものもあり、近年商店街の空き店舗対策も求められていることから、その活用を検討するとともに、引き続き商店街等のニーズを把握していきたいと考えております。  商店街振興事業費補助金につきましては、商店街等が行う夏祭りや見本市等に対しまして、対象経費の20%が県から商店街等に直接交付される補助制度でございます。対象事業費の最低額が通常100万円とされているため、活用にはハードルが設けられておりますが、こちらに関しましても、引き続き商店街と連絡を密にとりまして、制度内容等の把握に努めてまいりたいと考えております。 212 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 213 ◆議長(石川輝彦) 4番。 214 ◆4番(加藤厚雄) 先ほど補助金の最低額がすなわち100万円以上の事業でないとできない。100万円だったら50万円の補助金が出ると。これも若干書類から見ると100万円から60万円に引き下げるというような計画もあるというふうに聞いていますので、またよく読んで検討しておいてください。細かいことは聞きません。
     次へ行きます。  (3)、これも自殺・ひきこもり対策事業ということで、県のほうがそういった市独自で自殺対策の計画案を練るとか、対策を考えることに対して、県が補助するというような予算でありますけれども、昨今、マスコミや新聞等でも若者の、39歳までの死亡原因第1位が今は自殺になってきているという状況でありますので、市としてもそういった補助金を活用してどのようにまた取り組んでいくのか、今、市の現状はどうなのか、どういう状況をおさえているのか、また、各市町村によって事情も違いますので、そういったことがわかる範囲内であればおっしゃってください。 215 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 216 ◆議長(石川輝彦) 健康推進部長。 217 ◆健康推進部長(杉浦秀司) まず、県の補助事業に対する実績としては、21年度から26年度までの6年間、国の追加経済対策の一環とした地域自殺対策緊急強化事業として、臨床心理士による月1回の健康相談や市民を対象とした講演会などを実施いたしました。27年度からは、市の単独事業として従来より毎週月曜日に実施していますいきいき健康相談での保健師による相談業務に統合をしています。27年度の実績は4人、28年度は11人で、そのうち自殺に関する相談はともにありませんでした。なお、相談内容によっては二次的な専門性の高い対応が必要な場合は、保健所のこころの健康相談などの支援を利用することや、あるいは医療機関への受診を勧めるなどの対応をとることといたしております。  次に、碧南市の自殺者の現状についてですが、県のホームページから直近平成20年から24年までの5年間の人口10万人当たりの自殺死亡に関する数値を申し上げますと、男性は32.6、女性は11.5で、県全体との比較では、男性で2.5のプラス、女性は0.2のマイナスとなっています。なお、この数値ですけれども、平均とか累計数値ではなくて、全国的に比較を行うための地域の異なる年齢構成を調整した人口10万人当たりの単位のない比較のための数値であります。  今後の取り組みですけれども、昨年の3月に自殺対策基本法の一部改正が行われ、厚生労働省が策定するガイドラインを参考にするとともに、29年度に策定予定の県の計画に基づいて、本市では30年度、保健、医療、福祉、教育、労働その他の関連施策との有機的な連携を図るための総合的な市の自殺対策計画を策定する予定であります。  以上です。 218 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 219 ◆議長(石川輝彦) 4番。 220 ◆4番(加藤厚雄) 策定する予定というのは、策定をしていくということなのか、追加でお聞きしたいと思いますけれども、いかがですか。 221 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 222 ◆議長(石川輝彦) 健康推進部長。 223 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 策定をしてまいります。 224 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 225 ◆議長(石川輝彦) 4番。 226 ◆4番(加藤厚雄) ありがとうございます。  じゃ、(4)に行きたいというふうに思います。  これも県のほうで在宅医療連携システムの導入における補助金があるということで、これも平成27年度からありますので、碧南市としては今どのような状態でその補助金を活用して現状としてはどこまで進んでいて、今後どのようになるかというのをお聞きいたします。一応(4)の在宅医療連携体制支援事業費についてお聞きをいたします。 227 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 228 ◆議長(石川輝彦) 健康推進部長。 229 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 医療と介護を必要とする状態になっても住みなれた家庭や地域でできる限り在宅療養を続けられるよう、医師会、歯科医師会、薬剤師会、介護サービス事業所、その他、医療・介護関係者とともに医療介護連携推進委員会を組織して、相互の連携のあり方を検討しております。その1つとして、ICTによる在宅医療連携システムの導入について検討をし、医療と介護サービス提供者間の情報共有ツールとして当該補助金を活用し、はなしょうぶネットワークと名づけ、導入をしてまいります。委員による7月末までの試行期間を経て、10月から本稼働の予定であります。在宅療養者の状況、状態を共有することで、よりよいチームケアを行うための情報連携ツールとして導入するものであり、医療・介護関係者のシステムへの参加率の向上、あるいは共有する情報の活用法などが今後の課題であると認識をしています。  このはなしょうぶネットワークの円滑な導入のため、医療・介護関係者を対象に、10月には7回操作説明会を開催し、システムが有効に機能するように努めていく考えであります。  以上です。 230 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 231 ◆議長(石川輝彦) 4番。 232 ◆4番(加藤厚雄) 名前がはなしょうぶということですけれども、どうしてはなしょうぶになったかというのは聞きませんので、しっかりと活用して、在宅介護は本当に順序よく情報を共有してできるように努めていって、また、10月から施行されるのであるならば、また状況の報告をしてほしいかなというふうに思っています。  それでは、(5)、少子化対策推進事業費、これは結婚支援事業を実施する市町村に助成をすると、また、新居の住宅費、また、結婚に伴う新生活の支援も市町村に対して助成をするということですので、そういった取り組みが市町村になければ補助金も十分活用できませんので、今現在の市の状況と課題と今後についてお聞きをいたします。 233 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 議長、福祉こども部長。 234 ◆議長(石川輝彦) 福祉こども部長。 235 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) まず、碧南市の少子化対策の事業の現状ということで御説明したいと思います。碧南市まち・ひと・しごと創生総合戦略の基本目標の1つとして、結婚・出産・子育て環境づくりを位置づけているところでございます。市内での出会いの機会を支援するための婚活イベントを主催する団体などへ、関係課の協力ですとか、それから、県の出会いサポートポータルサイト、あいこんナビの活用、妊婦健診や産後健診の公費助成、それから不妊治療費の助成事業、幼稚園、保育園の第3子無料化、中学校卒業までの医療費の無料化、放課後児童クラブの運営などの事業を実施しているところであります。そういった事業の中で、この補助事業に該当するものについては活用させていただいておるという状況です。  それから、新居の住宅費補助ということでは、新築住宅建築等促進補助事業というものがありまして、住宅を新築された方、新築住宅や新築マンションを購入された方に対し、40万円を限度として補助を行っています。また、市内の事業者にて生産された瓦を屋根材として使用した場合には、三州瓦利用促進として10万円を限度として加算も行っているところであります。  ちなみに、この県の新居の住宅費補助について県のほうに確認したところ、補助対象となる事業は新規事業のみで、市町村が既に行っている事業は対象外ということでございました。  今後の取り組みとしましては、引き続き、先ほども御説明しました事業を着実に実施していくことで結婚の意思がある若者をサポートし、夫婦が希望する時期に安心して子供を産み、育むことができる環境をつくることで少子化対策を推進していきたいというふうに考えております。よろしくお願いします。 236 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 237 ◆議長(石川輝彦) 4番。 238 ◆4番(加藤厚雄) 住宅費の補助というのが我が碧南市でもあるという説明もありましたけれども、また、その新規事業でなくてはいけないというのも先ほど聞きましたけれども、1個気になるのが、結婚に伴う新生活の支援というのは碧南市にはないように思うんですけれども、それについては新規事業と該当して補助金を活用する趣旨があるのかどうかというのを聞きます。 239 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 議長、福祉こども部長。 240 ◆議長(石川輝彦) 福祉こども部長。 241 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 県の結婚支援推進事業というのは、こちらのほうで調べた限りでは、従業員の結婚支援に積極的な企業等を対象とする結婚出前講座や企業間の交流会を開催し、企業の結婚支援の取り組みをサポートする事業ということで、県のほうが主催をして実施しているということではないかというふうに思っております。碧南市として結婚をサポートするということでいきますと、先ほど申しました婚活イベントを主催する団体等への関係課の協力ですとか、県の出会いポータルサイトのあいこんナビの活用ですとか、そういったことで支援を行っているということでございますので、よろしくお願いいたします。 242 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 243 ◆議長(石川輝彦) 4番。 244 ◆4番(加藤厚雄) では、次、(6)に行きます。  県のほうの補助金だと、認定こども園施設整備費の補助金、また、子育て支援対策基金の事業費を使って、一応こども園の整備費というのは施設の整備費が補助金として出ているんですけれども、これは幼稚園と保育所の予算をあわせ持つ認定こども園の整備等に対する助成なんですけれども、碧南市はこども園がありませんので、こども園がないということは何らかのメリット、デメリットがあって、そうやっていなくて県の補助金を活用していないのか、今後こども園をつくるので、それを活用するのか、活用しないとなればどういった課題があるのかというのをお聞きいたします。 245 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 議長、福祉こども部長。 246 ◆議長(石川輝彦) 福祉こども部長。 247 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) まず、本市の現状ということでお話をさせていただきます。  まず、各保育園のほうで保育が必要でない児童、いわゆる私的契約児も受け入れを行うとともに、入園後はできる限り同じ園で園生活が送れるよう配慮した運営を行っております。また、幼稚園におきましても、早朝8時からの受け入れと午後4時までの預かり保育を行っておりまして、保護者の就労状況により転園をしなくても済むよう保育の継続性を確保しているという状況です。  課題としましては、こども園は私的契約児の保育時間は幼稚園のものが基準となります。短いということですね。保育料、それから給食費等の保護者負担をどう設定するかなどの制度面での課題、また、園での1日の流れや、登園・降園時間の帰りの時間の差などへの対応など、運営面での課題があるというふうに認識をしております。ちなみに、平成29年4月1日現在で県内に公立の幼稚園は85園、保育所は755園ありますが、これまでに公立園の中でこども園に移行した園は12園という状況でございました。  なお、今回御質問いただきましたこの補助金につきましては、公立園は対象外となっております。  今後の取り組みにつきましては、入園児の推移、それから低年齢児の保育需要、園舎の老朽化への対応などとあわせて、こども園の移行の課題も整理する中で、必要に応じて検討してまいりたいというふうに考えております。 248 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 249 ◆議長(石川輝彦) 4番。 250 ◆4番(加藤厚雄) 県内で12園しかこども園に移行していないということなんですけれども、これ、県の認定こども園施設整備費補助金が8億9,638万4,000円なんですね。となると、今やるとほとんどすぐ補助金がもらえそうな気もせんでもないんですけれども、そうするよりも、当面はメリット、デメリットを考えて、しばらくは様子を見るということなんでしょうかね。もう一度。 251 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 議長、福祉こども部長。 252 ◆議長(石川輝彦) 福祉こども部長。 253 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) もう一度申し上げますが、この補助金につきましては、公立園は該当せずに、学校法人や社会福祉法人が該当になるということですので、市が整備をする場合には該当にならないということで御理解いただきたいと思います。 254 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 255 ◆議長(石川輝彦) 4番。 256 ◆4番(加藤厚雄) では、次に、(7)に行きますので、これは補聴器購入を支援ということで、これも新規事業なんですけれども、各市においては、もう取り組んでいる場合や今後取り組むというやつもありますけれども、軽度・中等度難聴児支援事業費補助金ということで、碧南市にこういった方がみえるのか、また、今、碧南市の取り組みというのはどのようになっているのか。これ、県が3分の1で、市が3分の1で、本人の負担が3分の1というふうなんですけれども、これの現状と今後の取り組みについてお聞きをいたします。 257 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 議長、福祉こども部長。 258 ◆議長(石川輝彦) 福祉こども部長。 259 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) まず、市の状況ですけれども、碧南市軽度・中等度難聴児補聴器購入費助成事業を平成28年度より実施をしております。所得制限未満であれば購入または修理に要した経費の3分の2を助成しております。愛知県へは今年度補助金申請をする予定でおりますが、現状としましては、福祉課の窓口、ホームページや『へきなんの障害者福祉ガイドブック』などで周知を図っておりますけれども、平成28年度の申請の実績としてはゼロ件という状況でございました。ですので、課題としましては、この制度の周知というものが課題であるというふうに考えております。  今後の取り組みとしましては、愛知県のほうがこの補助制度をつくられたということで、その制度の周知を今後実施されるのではないかというふうに思っておりまして、その状況を見た上で、市としても対応を検討してまいりたいというふうに考えております。よろしくお願いします。 260 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 261 ◆議長(石川輝彦) 4番。 262 ◆4番(加藤厚雄) しっかりといろんなところへ周知をして、困ってみえる方も本来はいるかもしれませんので、周知だけはしっかりと徹底してほしいかなというふうに思います。  では、(8)、県のほうの補助金で民間住宅の耐震改修費というのがあるんですね。これは、住宅の耐震改修費の補助の拡充と、または木造住宅の除去は新規として補助金が出ると。碧南市にもいろんな補助金の事業等がありますけれども、そういったのも見比べて、新規事業に対して今後どのように対応していくのか、また、市としてその辺の状況が合っているのかどうかというのをお聞きいたしますけれども、これの金額の数字が出てきますので、できればなるべくわかりやすく数字を言ってくれればというふうに思います。 263 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 264 ◆議長(石川輝彦) 建設部長。 265 ◆建設部長(中村正典) 29年4月1日付で、県の民間住宅耐震改修事業費補助要綱、これが改正をされまして、住宅段階改修の拡充ということと、それから、木造住宅の除却が新規に創設されたということであります。  まず、住宅段階改修の拡充については、従来の住宅段階改修は、木造住宅全体を倒壊しにくいレベルまで改修するという基準でございました。これについては、碧南市でも既に行っているということでございます。これに加えまして、耐震性の低い木造住宅の1階部分を倒壊しないレベル、判定値でいきますと1以上ということになるんですけれども、これまで改修する工事という部分と、非木造住宅の耐震性の低い階を倒壊しにくいレベル、基準でいいますとIs値で0.3以上ということになるんですが、ここまで改修する工事という、この2種類を追加するというもので、補助の条件が拡充されたということになります。県の補助額としては、市町村が申請者に補助する額の4分の1ということで上限15万円を市町村に対して補助するというもので、この補助額については変わっておりません。碧南市では、拡充のあった項目、この2項目については現在対象ではございませんので、対象にするには碧南市の民間住宅耐震改修等補助金交付規程の見直しが必要ということになります。  それから、木造住宅の除却につきましては、愛知県としては新規に追加されるということですが、耐震性の低い住宅を除却する工事に対して、市が申請者に補助する額の4分の1、上限13万円を市町村に補助するというものでございます。こちらについては、碧南市でももともと耐震除却補助を行っておりまして、国からの2分の1の補助を受けて、申請者に対しての補助として上限20万円で実施をしております。これまで県の補助金がなかったということですが、新たな拡充に向けて、今後は県費補助として4分の1の5万円を受け取るということは可能になったということでございます。  以上です。 266 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 267 ◆議長(石川輝彦) 4番。 268 ◆4番(加藤厚雄) その答弁が本当に何回聞いても、わかりにくいんだよね。非常にわかりにくい。だから、もう一回聞くと、木造住宅の除去費は新規ですわね。碧南市は今までやっていて、碧南市の場合は20万円で、上限が、それで市が補助しておったということでしょう。今回、県から来たやつの除去費のやつは新規で、4分の1で13万円ということは、4倍すると52万円までは補助をできるわけじゃないですか。だから、20万円から52万円に引き上げるのか、その県の補助金を活用して金額を引き上げるのか、そのままでしばらくいくのかというのをもう一度お聞きいたします。 269 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 270 ◆議長(石川輝彦) 建設部長。 271 ◆建設部長(中村正典) 除却費補助のことにつきましては、議員のおっしゃるとおり、県費の上限が13万円ですので、4倍をすれば市民への補助金は最大52万円になるということも可能だと思います。この場合の財源としては、国が2分の1で26万円で、県が4分の1で13万円、市が4分の1で13万円ということになります。  しかしながら、現状でいいますと、近隣市のこの補助については、刈谷市、知立市、西尾市が碧南市と同様で上限20万円というふうにしております。安城、高浜市につきましては補助金がないというふうにも伺っております。  また、碧南市では独自の補助ということで、これとは別に建てかえという補助を行っておりまして、この場合は補助額の上限を50万円ということで独自の補助をしているという状況でございまして、現段階では補助金の増額は考えておりませんが、今後、県費の拡充を受けて、市としても段階的耐震改修補助の基準の変更だとか、除却に対する補助金について、近隣市の状況を見る中で検討していきたいというふうに考えております。  以上です。 272 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 273 ◆議長(石川輝彦) 4番。 274 ◆4番(加藤厚雄) 市長、これ、今回質問するのは全て補助金なんですね。その補助金を活用するか活用しないかですので、余り近隣市がその補助金を活用している、活用していないだとか、高浜はないとか、そういうふうでなくして、これはそんなに、今までは20万円の上限で市のほうも10万円を持っておったわけですので、活用する気になれば、別に市のほうがそんなに一般財源からたくさん出すというわけじゃない、活用するかせんかだもんで、一度しっかりとその辺ことを考えるべきじゃないかと。市によって条件が一致する、一致しないというやつもありますし、住宅に関しては除却なのか建てかえなのか改修なのかとか、いろんなことがあって、解釈が非常に難しいという部分もあるし、どういうものに適用するのか、適用しないのかという部分もありますけれども、しっかりと審査をして、活用できるものは活用すべきじゃないかというふうに思いますけれども、市長はどのように考えていますか。 275 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 276 ◆議長(石川輝彦) 市長。 277 ◆市長(禰宜田政信) こういう種のものはたくさんあるわけでございますけれども、県がせっかくこういう補助金があるということであれば、どういうふうにしたらうちのやる補助金に充当できるのか、あるいは同じように銘を打ってやらなきゃいけないのか等も含めまして、やる方法があるかどうかも考えてみたいと思います。 278 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 279 ◆議長(石川輝彦) 4番。 280 ◆4番(加藤厚雄) しっかりと、条件によっては適用しないだとか、先ほどの答弁もあったように新規でなきゃだめだとか、いろんな条件もあろうかと思いますけれども、活用できるものはしっかりと活用していってほしいかなと言うために、今回は補助金のみの質問をさせていただきましたので、その辺のことを十分に調査して、研究をして、活用していってほしいかなというふうに思います。  じゃ、最後の(9)、消防団の活性化対策事業費と消防団の加入促進事業補助金、碧南市もこれを使っているんですけれども、そこに目的とかキャッチフレーズじゃないけれども、書いてあるのが、ちょっと気になったのが、市町村が実施をする女性や若者を初めとする消防団加入促進を目的とする取り組みに助成するというふうにうたわれているんですけれども、今後、学生とか女性にも光を当てて、シンポジウムやプログラムを組んでいくというようなことがあるんですけれども、過去にも何回も女性消防団だとか学生の件も話もありましたし、また、碧南には女性の防火クラブの連絡協議会もたくさんみえるということで、市によっても取り組み方が若干違うというのは重々わかりますけれども、そういった、本来はもう少し、若者や女性の推進というのがうたってありますので、何回も質問して申しわけないんですけど、学生や女性のそういった消防団加入についての今後の取り組みだとか問題点があればおっしゃってください。 281 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 議長、市民協働部長。 282 ◆議長(石川輝彦) 市民協働部長。 283 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 質問者が言われる消防団の活性化対策事業費ですが、これについては補助金ではありません。あくまでも県の新規事業として、大学のキャンパスを有する名古屋市、春日井市、豊田市及びみよし市において、大学を単位として形成する学生分団が設立されたことなどから、学生消防団活動の活性化を図るために学生消防団交流シンポジウムを県が開催するとともに、女性消防団員の活躍の場をさらに広げていただくために、女性消防団活性化推進プログラムとして事例発表及びワークショップを開催し、活動の活性化を図ると伺っております。  また、消防団加入促進事業費補助金につきましては、質問者が言われたように、消防団への加入促進を目的としまして、平成29年度に市町村が新たに行う取り組みに助成するというもので、補助率は対象経費の2分の1以内、補助金の上限は100万円であります。本市におきましては、平成28年度に本市で実施しております企業防災力向上研修支援補助金を交付申請しまして、上限額の100万円を補助いただいております。  また、今年度におきましては8月に県の消防操法大会がございます。せっかくの機会でありますし、県より補助金の追加要望の紹介も受けておりますので、県の大会においてこの補助金を活用して消防団のPR広報ができないか、今検討中でございます。 284 ◆4番(加藤厚雄) 議長、4番。 285 ◆議長(石川輝彦) 4番。
    286 ◆4番(加藤厚雄) じゃ、この消防団については、私の後に6番議員もありますので、これ以上詳しいことは聞きませんので、本当にしっかりと、今回は県の補助金、補助金のメニューもあれば、県の単独の事業もありますけれども、一度県のたくさん予算がありますけれども、その中で活用できるものはしっかりと活用して、活用できるかどうかという調査も含めてしっかりとそういったものに目を通していただきたい。しかも補助対象者が、先ほども言いましたように、本人になっていませんので。あくまでもそれを実施する市町村に補助するというふうになっていますので、この辺のことをしっかりと精査してもらって、市民のためにしっかりと補助金を活用できるように、県の予算についても勉強してほしいなという希望を申し上げまして、私の質問を終了いたします。 287 ◆議長(石川輝彦) 以上で、加藤厚雄議員の一般質問を終わります。  この際、暫時休憩いたします。                            (午後 1時 43分 休憩) ───────────────────・・───────────────────                            (午後 1時 55分 再開) 288 ◆議長(石川輝彦) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  次に、小林晃三議員の一般質問を許します。 289 ◆6番(小林晃三) 議長、6番。 290 ◆議長(石川輝彦) 6番。 291 ◆6番(小林晃三) 皆さん、こんにちは。新政会の小林晃三でございます。  ただいま議長からお許しをいただきましたので、通告書に基づき、集中力も切れてくるころかと思いますので、元気よく一般質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。  私ごとになりますが、市議会議員となりまして1年が経過をいたしました。この間、地域のこと、碧南市のこと、しっかりと勉強をさせていただきました。  市長、副市長、執行部の皆様を初め市職員の皆様には、細かいところまで多岐にわたって御指導いただきまして、まことにありがとうございます。この場をおかりして御礼を申し上げます。  今後も市政に対しまして、市民の声を聞きながら、しっかりとチェックをしてまいりたいと思います。ぜひよろしくお願いいたします。  早速ですが、本題の質問に入らさせていただきます。  質問の件名1、高齢者支援についてお伺いをさせていただきたいと思います。  昨今、少子高齢化、社会情勢も大きく変化をしております。碧南市の高齢者への取り組みについて、今回は中心にお聞きをしたいと思います。  まずは、(1)、アですね。碧南市の人口動向について、最新情報をよろしくお願いいたします。 292 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 293 ◆議長(石川輝彦) 健康推進部長。 294 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 本市の過去5年間の人口推移につきまして、毎年3月31日現在で申し上げます。  平成25年は7万2,159人、26年が7万1,876人、27年が7万1,685人、28年が7万1,789人、そして、29年が7万2,068人となっており、27年を境に徐々に増加傾向にあります。  以上です。 295 ◆6番(小林晃三) 議長、6番。 296 ◆議長(石川輝彦) 6番。 297 ◆6番(小林晃三) ありがとうございます。  世界的には、人口は増加の一途、テレビではタレントさんが35億とおっしゃっておりましたが、これはあくまでも男性のみの話。現在は、世界人口は73億人。現在もふえているという話を伺っております。  日本は、少子高齢化で人口減という話、その話が目立つ中、この地域は微増もしくは現状維持をしているということは喜ばしいことなのかなというふうに考えております。  それでは、質問のイ、その中で高齢率の変化はどのようになっておりますでしょうか。教えてください。 298 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 299 ◆議長(石川輝彦) 健康推進部長。 300 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 高齢率ということでございます。本市の人口に占める65歳以上の高齢者数の割合である高齢化率の過去5年間の推移については、平成25年は20.9%、26年が21.5%、27年が22.3%、28年が22.7%、そして、29年が23.0%となっており、28年度及び29年度では、それぞれ0.4ポイント、0.3ポイントの増となっております。  なお、国勢調査人口等基本集計結果によりますと、平成27年10月1日現在の国の高齢化率は26.6%、愛知県は23.8%となっております。  以上です。 301 ◆6番(小林晃三) 議長、6番。 302 ◆議長(石川輝彦) 6番。 303 ◆6番(小林晃三) ありがとうございます。  国や愛知県の高齢化率と比較をしてみると、碧南市はまだまだ低いほうなのかもしれません。ですが、今や4人に1人が高齢者という時代でございます。  私よりも元気で精力的に活動されてみえる高齢者もかなりの数いらっしゃいますが、大半は目まぐるしく変わる社会情勢の中で、いわゆる弱者、災害弱者、交通弱者、情報弱者、買い物弱者となっていくというふうに思われます。  団塊の世代が後期高齢者となっていく2025年、また、それ以降をしっかりと見据えて、何が問題で、どのような対策をしていくのか。今しっかり考えておくべきだというふうに感じております。  そこで、ウの碧南市の現在の独居の高齢者数を教えてください。 304 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 305 ◆議長(石川輝彦) 健康推進部長。 306 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 65歳以上の高齢者などの実態調査といたしましては、民生委員児童委員協議会に委託をし、シルバーカードを作成しております。このシルバーカードは、毎年6月1日現在において、市内に住所を有する高齢者を対象に、6月30日までの1ヵ月間を調査期間としております。  平成25年度から28年度におけるひとり暮らし高齢者のシルバーカードの調査数では、25年度が1,340人、26年度が1,424人、27年度が1,454人、28年度が1,450人となっています。  以上です。 307 ◆6番(小林晃三) 議長、6番。 308 ◆議長(石川輝彦) 6番。 309 ◆6番(小林晃三) それでは、現在の、日中1人になってしまう日中独居の高齢者の数が、わかりましたら教えてください。 310 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 311 ◆議長(石川輝彦) 健康推進部長。 312 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 日中においてひとり暮らしとなる高齢者数については、実は調査をしておりませんので、把握ができておりません。  以上です。 313 ◆6番(小林晃三) 議長、6番。 314 ◆議長(石川輝彦) 6番。 315 ◆6番(小林晃三) それでは、エの高齢者のみの世帯の数はいかがでしょうか。 316 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 317 ◆議長(石川輝彦) 健康推進部長。 318 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 高齢者のみの世帯につきましては、これも同じく、シルバーカードの調査数では、平成25年度は1,357世帯で2,737人、26年度が1,446世帯で2,913人、27年度が1,577世帯で3,162人、28年度が1,576世帯で3,152人となっております。  以上です。 319 ◆6番(小林晃三) 議長、6番。 320 ◆議長(石川輝彦) 6番。 321 ◆6番(小林晃三) ありがとうございます。  数字にはあらわれてこない潜在的なものも含めますと、高齢者の置かれている立場というのは非常に厳しいというふうに言わざるを得ないのかなというふうに思います。  高齢化が進んでいきますと、ひとり暮らしの高齢者、日中1人になってしまう高齢者、そして、高齢者のみの世帯は今後ますますふえていくことが想定をされます。  現在も、執行部の皆様初め、民生委員さん、地区の役員さん、地域の高齢者のために御努力をいただいているところでございますけれども、今後もしっかりとアンテナを張っていただいて、しっかり情報収集、そして、素早い対応、対策をお願いさせていただきます。  そこで、(2)に移ります。  対策のほうですね。碧南市の高齢者の生活支援についてお聞きをさせていただきます。  5月1日号の広報へきなんには、高齢者の在宅生活支援として、火災警報器給付、家具転倒防止事業、外出支援サービス、徘回高齢者位置情報システムサービス、おむつ券支給、緊急通報システム、軽度生活援助員派遣、高齢者配食サービス、利用サービス、以上が掲載をされておりますが、そのほかにあればお聞きかせいただきたい。そしてまた、その中で利用状況等がわかるものがあれば教えていただきたいと思います。 322 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 323 ◆議長(石川輝彦) 健康推進部長。 324 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 高齢者の在宅福祉事業としましては、今御質問にありました広報に掲載している9事業のほかにも、無料券の枚数を年間36枚に拡充した高齢者入浴サービスやかかりつけ医療機関関連情報、あるいは既往歴、服用薬などの緊急時に必要な情報を保管する救急医療情報キットの配布、寝具の洗濯乾燥消毒サービス、在宅ねたきり高齢者等福祉手当、安心ッス!!へきなん支え愛ネット、福祉有償運送事業、在宅介護者リフレッシュ事業など、さまざまな事業を行っているところであります。  こうした事業の中で、利用率の高い事業として、例えば、サン・ビレッジ及びあおいパークで利用できる入浴の無料利用券。これは、平成28年度は、全体の交付枚数では17万5,176枚に対して、利用枚数は12万1,661枚で69.5%の利用率となっております。  また、認知症により行方不明になるおそれのある高齢者等が行方不明になった際に早期に発見できるよう、御協力いただける方にメール配信を行う支え愛サポーター登録者数は、29年6月6日現在で606人、27年度末の登録者数と比べますと91人の増となっており、平成28年度においては11件の配信を行いました。  このほか、平成26年3月より開始した救急医療情報キット配布事業につきましては、28年度末現在で、2,753名の方に配布をしているところであります。  以上です。 325 ◆6番(小林晃三) 議長、6番。 326 ◆議長(石川輝彦) 6番。 327 ◆6番(小林晃三) ありがとうございます。  それでは、イの今後の展開で何かお考えがあれば教えていただきたいと思います。よろしくお願いします。 328 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 329 ◆議長(石川輝彦) 健康推進部長。 330 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 今後の展開ということでございます。平成27年度から29年度までの3ヵ年の計画である碧南市高齢者ほっとプラン、第6期の計画でございますが、これを地域包括ケア計画と位置づけて、団塊の世代が75歳以上となる2025年を見据え、住みなれた地域で安心して暮らせるように、医療、介護、生活支援、介護予防、住まいがそれぞれ連携をして、地域の高齢者を支えていくことを重点課題として取り組んでいるところであります。  そうした中で、平成29年4月から実施している介護予防・日常生活支援総合事業や医療、介護連携への取り組み、あるいは貯筋ルームの開設、地域包括支援センターの充実などを図ってまいりました。  今後も制度改正の状況や市民のニーズを把握しながら、高齢者が自己の能力に応じて豊かな日常生活を営むことができるよう支援することや要介護状態になることを予防する、あるいは、要介護状態の軽減及び悪化の防止につながるような取り組みをしていくことが重要だと考えているところであります。  また、市が行う支援事業やサービスについては、広報への掲載やチラシの送付、あるいは、先ほどのシルバーカード調査時における紹介などを行っているところですけれども、今後もいろんな機会を捉える中で、制度のPRに努めてまいりたいと思っております。  以上です。 331 ◆6番(小林晃三) 議長、6番。 332 ◆議長(石川輝彦) 6番。 333 ◆6番(小林晃三) 高齢者の支援について、丁寧な御答弁ありがとうございます。  高齢者世帯にとって、また、介護や医療の必要な高齢者のいる御家庭、御家族にとって、高齢者支援はありがたいことだというふうに思いますが、情報に触れる機会が少なくなってしまった高齢者にとっては、せっかくの情報が届かないというようなことのないように、関係各所と連携しながら、広報活動、また、迅速な対応をしていただきますようにお願いを申し上げます。  また、高齢になってきますと、足腰も弱り、外出もしなくなってしまうことも予想されます。高齢者を家の中に閉じ込めておくのではなくて、安心して、積極的にお買い物やレジャーにお出かけできる世の中が理想なのかなというふうに思います。  先ほどの答弁の中にもありましたが、高齢者の健康寿命増進のために貯筋ルームが開設をされています。先日あおいパークの貯筋ルームへお邪魔をさせていただきました。多くの方が、インストラクターの指導のもと体を動かしていらっしゃいました。お聞きをしましたところ、1日に大体40人から50人ぐらいの方がいらっしゃるそうです。特に3台ほどあるエアロバイクが人気で、順番待ちになっているよということをお聞きさせていただきました。  現在まで事故もなく、順調に運営をされているようです。高齢者にとって大変よいものをつくっていただき、ありがたいことでございます。  しかしながら、私の地元の高齢者にお聞きをしますと、貯筋ルームの存在を知ってはいるけれども、遠くて行けない、近所にあれば行けるのにというお声を頂戴させていただいております。現在は2ヵ所ありますけれども、地域間格差が少し出てきてしまっているのかなというふうに感じますので、市民の声を聞きながら、各所配置を御検討よろしくお願いをいたします。  それでは、次に、(3)に移らせていただきます。  碧南市高齢者等の見守りに関する協定、本年3月に43事業所と協定を結びました。そこで、ア、現在の参加事業者数はいいかがでしょうか。よろしくお願いいたします。 334 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 335 ◆議長(石川輝彦) 健康推進部長。
    336 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 高齢者等の見守りに関する協定につきましては、御質問のとおり、平成、本年ですね、3月23日に、ガス事業者、金融機関、コンビニエンスストア、新聞販売店、郵便事業者、商店街組合及び旅客運送業者の7業種43事業所と協定を締結し、各種事業所が通常業務を通じて、気になる高齢者への声かけや異常発見時の支援、トラブルの防止などに協力をお願いしているもので、市と協力事業者が相互に連携をとりながら、住みなれた地域で安心して、安全に生活できるまちづくりを推進するため、協定を締結したものであります。  御質問のとおり、現在、43事業所と締結をしているという状況であります。 337 ◆6番(小林晃三) 議長、6番。 338 ◆議長(石川輝彦) 6番。 339 ◆6番(小林晃三) ありがとうございます。  それでは、締結後、間もありませんけれども、イの協定締結後、見守りの実績はあるかどうか、お伺いをさせていただきます。 340 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 341 ◆議長(石川輝彦) 健康推進部長。 342 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 見守りの連絡等はあるかということでございますけれども、現在、各事業所から高齢者の見守りに係る報告は特に受けておりません。それぞれの業務の中で見守りを行っていただいているところだというぐあいに思っております。  以上です。 343 ◆6番(小林晃三) 議長、6番。 344 ◆議長(石川輝彦) 6番。 345 ◆6番(小林晃三) ありがとうございます。  ウに移ります。  他市では、この見守り事業を行っているところがあります。参加事業者に、協力事業者であることがわかるシールもしくはワッペンなどを支給しておりますけれども、碧南市では、見守り事業者と認知できるものは何か検討されておりますでしょうか。 346 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 347 ◆議長(石川輝彦) 健康推進部長。 348 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 今年度につきましては、高齢者等の見守りに関する協定の意義と事業の啓発を行うため、見守りに関するフォーラムを開催する予定をいたしております。  また、この協定は、協力事業所と市が連携をして、高齢者等の安否確認、虐待及び徘回等、行方不明者の早期発見、あるいは消費者被害の防止、そのほかの異変について、迅速かつ適切な支援を行うことだけでなく、高齢者等の見守りの意識を市民にも知っていただき、地域で生活をされる市民が、見守りをふだんの生活でも意識していただけるような機運を盛り上げていく狙いもございます。  このため、今後、市民の目に触れる、御質問のようなステッカーなどの啓発資材も必要に応じて検討もすべきかというぐあいに思っております。  以上です。 349 ◆6番(小林晃三) 議長、6番。 350 ◆議長(石川輝彦) 6番。 351 ◆6番(小林晃三) 検討していただけるということでございました。ありがとうございます。  見守り等でお声がけをするのが当たり前の状態、市民の皆さんが認知をしていただく、理解をしていただくという状態になるまでは、協力事業者の皆様が自信を持ってお声がけ活動ができるような姿勢もあわせてお願いをします。  次に、エ、見守り協定以外の制度との連携についてお伺いをさせていただきたいと思います。  例えば、先ほどの答弁にもありました、安心ッス!!へきなん支え愛ネット、現在は、支え愛サポーター606人ということでございました。まだまだ少ないように感じざるを得ません。  この制度は認知症の、今、行方不明者捜索が主なものとなってきておりますが、見守り協定参加事業者さんにも加入を促して、捜索依頼Eメールを受け取っていただくとか、認知症サポーター養成講座等をこの協力事業者さんに受けていただくなどのほかの制度との連携などはありますでしょうか。お願いをいたします。 352 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 353 ◆議長(石川輝彦) 健康推進部長。 354 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 見守り協定を締結していただきました企業の中では、市が、認知症サポーター養成講座の講師の派遣依頼を受けて、碧南市キャラバンメイト連絡会に所属するキャラバンメイトを派遣し、講座を開催した企業もございます。  また、企業みずからが、認知症サポーター養成講座の講師ができるキャラバンメイトを養成し、企業内部において独自に講座を開催していただいている企業もあるとお聞きをしております。  また、安心ッス!!へきなん支え愛ネットにつきましては、見守り協定の締結の際に、支え愛サポーターとして登録いただけるよう、その御紹介と御説明をさせていただいておりますが、今後も、少しでも登録者数がふえるようお願いをしながら、引き続きPRなどを努めてまいりたいと思っております。  以上です。 355 ◆6番(小林晃三) 議長、6番。 356 ◆議長(石川輝彦) 6番。 357 ◆6番(小林晃三) ありがとうございます。  温かい見守りの目は多いほうがよいと考えます。高齢者が、安心・安全に日々の生活を送っていけますように、市民や団体、企業の皆様の協力は欠かせないことだというふうに思います。  それでは、質問のオ、今後の参加事業者募集はどのようになっておりますでしょうか。よろしくお願いをいたします。 358 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 359 ◆議長(石川輝彦) 健康推進部長。 360 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 今後の参加事業者の募集につきましては、牛乳、乳酸菌飲料販売店や生活協同組合、スーパーなど、見守り協定の締結に至っていない業種にも参加をお願いし、御理解をいただけるなら、協定に向けて努力をしていきたいと思っております。引き続き、ホームページにおいてもPRに努め、見守り協定の趣旨に賛同していただける企業、団体を募集していきたいというぐあいに考えております。よろしくお願いします。 361 ◆6番(小林晃三) 議長、6番。 362 ◆議長(石川輝彦) 6番。 363 ◆6番(小林晃三) ありがとうございます。  ぜひ、43事業者のみならず、もっともっとふやしていただきたいなというふうに思います。  社会情勢も日々刻々と変化をしていく中で、高齢者が置かれている状況は厳しくなる一方でございます。認知症や要介護となれば、家族や地域の支援なくしては安心して暮らせるまちづくりとは言えないと思います。高齢者がふえていけば、社会的な負担増も避けては通れないことなのだと思います。高齢者本人の支援のみならず、家族や地域への支援もしっかりと考えていかなければならないと感じております。  今後2025年以降を見据えると、地域包括支援センターや医療分野との連携などの重要度はますます上昇していくと考えます。未来のために今できること、継続可能な範囲でしっかりと取り組んでいただきますように重ねてお願いを申し上げます。  今回は、私の勉強不足で、ほっとプランや碧南市の福祉等の資料などにより、表面上の質問しかできませんでしたけれども、次回以降しっかりと勉強させていただきまして、さらに踏み込んだ質問をさせていただきたいというふうに思います。よろしくお願いをいたします。  それでは、次に、件名2に移らせていただきます。  今までは碧南市を形づくっていただきました高齢者のお話、支援のお話をさせていただきました。  ここからは少し内容ががらりと変わります。未来の安心・安全を担うであろう若者の話をさせていただきたいというふうに思います。  件名2、消防団活動についてお聞きをいたします。  (1)、消防団確保施策について、先ほど4番議員からたすきを渡されておりますので、しっかりと御答弁をよろしくお願いいたします。  昨年の9月議会の一般質問でもお聞きをしました。申しわけございませんが、再度お聞きをいたします。  昨年の答弁では、28年度入団49名とお伺いをしました。  では、質問のア、現在の消防団員数はいかがでしょうか。お答えください。お願いします。 364 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 365 ◆議長(石川輝彦) 副市長。 366 ◆副市長(松井高善) 私よりお答えさせていただきます。  本市における平成29年4月1日現在の消防団員数でございます。前年度に比べ、2名増の228名でございます。  これは、昨年の9月議会の一般質問でお答えしたとおり、平成28年度から消防団確保施策を強化、拡充したことによりまして、平成29年4月1日付の新入団者が、定員50名に対しまして49名を確保することができたことによるものでございます。  以上です。 367 ◆6番(小林晃三) 議長、6番。 368 ◆議長(石川輝彦) 6番。 369 ◆6番(小林晃三) ありがとうございます。  それでは、昨年度から実施をしております団員確保施策についてお聞きします。  質問のイでございます。  企業防災力向上研修支援補助金制度の実績と評価をお願いします。昨年の答弁では、4月1日で入団した49名に対し、16名、14企業から交付申請があったとあります。  では、実際の交付状況と本年度の交付申請状況を教えていただきたいと思います。お願いをいたします。 370 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 371 ◆議長(石川輝彦) 副市長。 372 ◆副市長(松井高善) 平成28年度の交付の実績でございます。交付申請のありました16名、14社に対しまして、交付の基準である、在籍する消防団の訓練や火災出動回数のうち、7割以上の出席を満たした13名、13社に対しまして、1人につき25万円、計で325万円を支給しております。  また、平成29年度の交付申請の状況でございますが、平成29年4月1日に入団された49名のうち、18名、14社から交付の申請をいただいている、こういう状況でございます。 373 ◆6番(小林晃三) 議長、6番。 374 ◆議長(石川輝彦) 6番。 375 ◆6番(小林晃三) ありがとうございます。  それでは、次に、ウ、総合評価落札方式の実績と評価もお願いをいたします。 376 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 377 ◆議長(石川輝彦) 副市長。 378 ◆副市長(松井高善) 平成28年4月1日以降に入札に付す工事のうち、総合評価落札方式で実施するものにおいて、地域精通度及び貢献度の評価項目に、消防団在籍者の有無を追加いたしております。実績といたしまして、平成28年度に総合評価落札方式で実施をした工事は1件でございます。  この入札では、消防団の在籍者の有無によって加点の差が出ており、消防団員を配置することが利点となってあらわれた、そういう結果となっております。  評価をするには、総合評価落札方式での入札実績が少ないこともあり、難しいところではございますが、地区から消防団員勧誘のために企業訪問をする際には、この総合評価落札方式の評価項目に消防団在籍者の有無を追加したことは企業の側にとっても十分なメリットとなるために、連絡員等の方々からは、消防団確保の心強い後押しになっているというような評価もいただいております。  いずれにいたしましても、今後も検証を行いながら、消防団員の確保に結びつくような入札制度にしてまいりたいと、そのように考えております。 379 ◆6番(小林晃三) 議長、6番。 380 ◆議長(石川輝彦) 6番。 381 ◆6番(小林晃三) ありがとうございます。  団員確保は大変重要な問題だというふうに認識をしております。  それでは、質問のエ、団員増、団員確保に向けた取り組みはどうなっておりますでしょうか。よろしくお願いいたします。 382 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 383 ◆議長(石川輝彦) 副市長。 384 ◆副市長(松井高善) 消防団員確保対策として実施をいたしました企業防災力向上研修支援補助金は、平成28年4月1日または平成29年4月1日に入団をされた方を対象としており、まずは2年間の方を対象として制度を始めたものでございます。  制度発足以降の消防団員の加入状況並びに当該補助金活用実績を踏まえ、当該補助金が、新入団員数の減少傾向に歯どめをかけるとともに、連絡員の方々からは存続の要望が根強い、このようなことが一定の効果があったと判断をいたしまして、来年度以降も継続をしたいと、このように考えております。  また、地域及び産業界からは、補助金の交付対象者に個人事業主を加えてほしい、こういう御要望があることから、現状の補助金対象者である市内の法人事業者に加えまして、市内の個人事業主及び従業者並びに法人会員に拡大してまいりたいと、このように考えております。 385 ◆6番(小林晃三) 議長、6番。 386 ◆議長(石川輝彦) 6番。 387 ◆6番(小林晃三) ありがとうございます。  法人のみならず、新たに個人事業主、また、その従業員さんにまで補助対象が拡大をされたということは、団員数維持に向け、大変心強く感じております。  施策や取り組みについては、また時期を見て再度検証をさせていただきたいというふうに思います。新しい施策も含めて、この消防団について知っていただくためには、さらなるPRも必要になってくるのかなというふうに思っております。  そこで、8月5日、碧南市消防団にとって絶好のPRの機会がやってまいります。愛知県消防操法大会でございます。
     まずは先日行われました碧南市消防操法大会、関係者の皆様、大変お疲れさまでございました。安心・安全を守る消防団の皆様の勇姿をことしも拝見させていただきました。一市民として、大変心強く感じました。ありがとうございます。  第62回愛知県消防操法大会に出場される第3分団の皆様には、ぜひ上位入賞を目指して頑張っていただきたいなというふうに思います。  私も過去、碧南市消防団の1人として県大会に出場した経験がありまして、特に強い思い入れがあります。しっかりと応援をさせていただきますので、よろしくお願いをいたします。  さて、第62回愛知県消防操法大会は碧南で開催されます。愛知県内から多くの消防団員、関係者、消防車両などが一気に集まってまいります。32年ぶりの碧南開催ということで、受け入れ体制準備には当然余念はないというふうに思いますけれども、確認の意味とPRを兼ねて、(2)第62回愛知県消防操法大会の準備状況等を確認させていただきたいというふうに思います。  質問のア、当日の来場者の見込み人数がわかれば教えていただきたいと思います。 388 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 389 ◆議長(石川輝彦) 副市長。 390 ◆副市長(松井高善) 今年度は、議員御指摘のとおり、愛知県消防操法大会を32年ぶりに碧南市で開催いたします。市民の皆様には、本市消防団の認知度の向上につながるとともに、市内立地企業を初め、来場される県内の消防関係者の皆様には、本市の消防団制度及び各種確保対策等のこういう周知もこの機会を通じて図ってまいりたいと考えております。  周知の方法といたしまして、市のホームページや広報へきなんに大々的に掲載するなどをして図ってまいります。  来場者数は1万人を見込んでおります。 391 ◆6番(小林晃三) 議長、6番。 392 ◆議長(石川輝彦) 6番。 393 ◆6番(小林晃三) ありがとうございます。  市民に向けてはしっかりと広報やホームページで周知を図っていただきたいというふうに思いますし、先ほどの4番議員の、県へのPRも抜かりなくやっていただきたいなというふうに思います。  来場者が1万人ということでございました。大変多くの来場者が見込まれておりますけれども、そこで、イ、駐車場及び警備の状況はいかがでしょうか。お答えをください。 394 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 395 ◆議長(石川輝彦) 副市長。 396 ◆副市長(松井高善) 愛知県消防操法大会には、県下38の消防団が出動するため、愛知県議会議長を初め、県会議員の方々、県内の市町村長、消防団長及び消防長並びに愛知県消防協会、関係団体の代表者の皆様や多くの一般参加者、参観者が県内の各市町村から碧南市に御来場されることが見込まれております。  このため、御指摘の駐車場の確保につきまして、過去の大会の実績を踏まえながら、大型バス60台を含む約1,300台分の駐車場を会場及び周辺に確保すべく、現在、関係各所と調整を図りながら事業を進めているところでございます。  また、警備の対策につきましては、本市及び衣浦東部広域連合の職員で従事体制を敷く中で、安全確保を図るとともに、さらに専門の事業者に会場及び駐車場等の警備を委託するなど、この安全対策には万全を期してまいりたいと考えております。 397 ◆6番(小林晃三) 議長、6番。 398 ◆議長(石川輝彦) 6番。 399 ◆6番(小林晃三) ありがとうございます。  来場される皆様は、基本的には各地域の地元消防団の出場時間に合わせて来場されるのかなというふうに思います。当然、駐車場付近での混乱、渋滞など予測されるわけでございますが、しっかりと案内看板などを設置していただきまして、渋滞及び不測の事態にもしっかりと対応できる体制をお願いいたします。  次に進みます。  8月5日開催でございます。現在も日中は大変暑うございます。8月はもっと暑くなることだというふうに思います。  そこで、酷暑対策等をお聞きしたいと思います。熱中症等も心配をされますので、このあたりを含めて御答弁をいただきたいと思います。お願いをいたします。 400 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 401 ◆議長(石川輝彦) 副市長。 402 ◆副市長(松井高善) 御指摘のとおり、大変暑い時期の開催でございます。日焼け対策といたしまして、各出動団には、応援に来られた方々が休憩できるようテントを設営していただきます。また、脱水を避けるために、会場内に給茶テントを設置しまして、熱中症の症状が見られる方には経口補水液を提供いたします。また、簡易的な救護所を設けるほかに、水分補給で熱中症等の改善が見られない方への対応といたしまして、近くのあおいパークの施設を確保しておりまして、迅速に移送ができるよう会場内に専用の車を待機させる予定でございます。  また、緊急性の高い熱中症等の急病対応といたしまして、救急車を待機させまして、非常時発生時には、速やかに消防署員が救急搬送する体制を構築する。このようにさまざまな対策を講じております。 403 ◆6番(小林晃三) 議長、6番。 404 ◆議長(石川輝彦) 6番。 405 ◆6番(小林晃三) ありがとうございます。  ほかにも、暑さ以外にも大雨、強風など想定されるものはまだまだあるのかなというふうに感じます。さまざまな非常時に、来場者が安全であるように万全の体制でお願いをいたします。  県下38消防団が参加予定だと伺っております。県内とはいえ、はるばる碧南にお越しをいただく上で、碧南らしさをアピールするよい機会でもあるのかなというふうに感じております。  きのうの鈴木清貴議員の提案のウエルカム案内板等は間に合わないかもしれませんけれども、碧南独自のおもてなしについてお聞きをさせていただきたいというふうに思います。独自のおもてなしなどは行う予定はありますでしょうか。よろしくお願いいたします。 406 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 407 ◆議長(石川輝彦) 副市長。 408 ◆副市長(松井高善) 大会の会場内には、議員御指摘のおもてなしエリアを設置いたします。エリア内におきましては、本市消防団協力事業所によりまして、飲料水の販売や地元特産物の販売のほか、公募により選出をした碧南商工会議所会員の事業所の方々による飲食物や特産品の販売も行います。最大で15区画のテントを設置できるスペースを用意しておりまして、現在出店者の調整を行っております。  また、操法競技の昼休憩の時間帯でございますが、このときには、衣浦東部広域連合消防音楽隊による演奏並びに平成29年9月に秋田市で開催をされる第23回全国女性消防操法大会に愛知県代表として出動していただきます江南市女性消防隊の方々に操法を披露していただきます。  さらに、この協議終了後の審査の集計時間でございます。この時間帯には、愛知の消防団PR大使でございますアイドルグループOSUによるステージを実施いたします。  さらに、会場隣接の碧南市農業活性化センターあおいパークでございます、ここでは夏のイベントとして、碧南の夏野菜を使ったカレーの無料試食、これを開催するため、大会の来場に合わせて、このイベントにも足を運んでいただけるように積極的に周知を図ってまいりますので、よろしくお願いいたします。 409 ◆6番(小林晃三) 議長、6番。 410 ◆議長(石川輝彦) 6番。 411 ◆6番(小林晃三) ありがとうございます。  さまざまなイベントを企画していただいておるようでございます。特に愛知県代表で出場する江南女子消防隊の操法、僕も見たことがありませんので、しっかりと見学をさせていただきたいというふうに思います。また、アイドルグループもいらっしゃるということで、楽しみにさせていただきたいと思います。  会場周辺には、残念ながら、コンビニエンスストアや喫茶店のようなものはありません。昼食時には混乱も起きかねないというふうに思いますので、来場者がどのように動かれるか予想はしにくいですが、案内看板、案内所の充実をお願いさせていただきます。  最後になりますが、消防団活動について少しまとめをさせていただきたいというふうに思います。  少子化の中で、消防団確保は年々難しくなってきております。区長さんや分団長さんを初め、団員経験者、関係者等を総動員して団員確保に奔走している現実があります。補助金を出して人員を確保すること、それもよいとは思います。ですが、いずれ限界が来るときがあるのかなというふうにも思います。  自分の地域は自分で守るという心意気を重要視していただきたいなというふうにも思います。  団員は、任期は5年でございます。任期5年が過ぎれば終わりではなくて、それぞれが地域に戻り、その知識と経験を生かして、地区防災に御尽力をいただいておる状況なのだというふうに思います。  市長の掲げる企業防災力強化は、工業地域を持つこの碧南市としては大変重要である、そのように私も理解をしておりますが、大きな災害時はやはり人なのだと思います。御近所さんとのつながりや地域間連携も忘れてはいけないことなんだというふうに思います。  来年は、碧南市に消防組織ができて100年の節目でございます。地域の安心・安全のため、消防団は今と昔も変わらず必要不可欠であるというふうに思います。そのために、今後もさまざまな機会を捉え、団員確保のさらなる政策、PRお願い申し上げます。  以上を持ちまして、私の一般質問を閉じさせていただきます。ありがとうございました。 412 ◆議長(石川輝彦) 以上で、小林晃三議員の一般質問を終わります。  この際、暫時休憩といたします。                            (午後 2時 43分 休憩) ───────────────────・・───────────────────                            (午後 2時 55分 再開) 413 ◆議長(石川輝彦) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  次に、山中謙治議員の一般質問を許します。 414 ◆11番(山中謙治) 議長、11番。 415 ◆議長(石川輝彦) 11番。 416 ◆11番(山中謙治) 改めまして、こんにちは。本日最後の発表になります、新政会の山中謙治でございます。  ただいま議長より発言の許可いただきましたので、通告書に基づき、一問一答方式で2件の質問をさせていただきます。執行部におかれましては、明瞭で前向きな御答弁をお願いいたします。  それでは、件名1についてお伺いします。  件名1、防犯カメラの設置についてにお伺いします。  全国の犯罪発生率において、愛知県は大阪府に次いで2位、空き巣については、平成11年から連続して全国ワーストワンという不名誉な結果になっております。  もう一つは、ワーストワンといえば、愛知県では交通事故死のワーストワンと、とにかくそういった不名誉な現状がたくさんあるかと思います。  私なりに状況を把握して考えてみますと、やっぱり犯罪ケースが多いのは、特に愛知県の特徴で、道路が非常に整備されていると、移動がしやすいと、悪く言えば逃げやすいというんですか、来やすい逃げやすいという現状があるかと思います。  交通事故死の多いのも、同じように、交通道路が整備されているがゆえに車の保有台数が多い、プラス、整備されているがゆえにスピードが出やすいという現状があるから交通事故もワーストワンという現状になっているかなと思います。  また、最近の犯罪については、新聞紙上で報道されていますように、凶悪な犯罪や組織化された犯罪がふえてきているように思います。  そうした状況下においての碧南市では、市の推進事業として、まちの安全対策事業として、区、町内会、商店会が設置する防犯カメラ設置の費用を一部負担していくという新たな取り組みをしていただいておる状況であります。  そうした現状を踏まえて、(1)碧南市の防災件数の推移はどのようになっているか、教えてください。 417 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 議長、市民協働部長。 418 ◆議長(石川輝彦) 市民協働部長。 419 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 碧南警察署より刑法犯の認知件数の発表がされておりますので、過去3年間の認知件数を申し上げます。平成26年は552件、平成27年は484件、平成28年は486件でありました。 420 ◆11番(山中謙治) 議長、11番。 421 ◆議長(石川輝彦) 11番。 422 ◆11番(山中謙治) ありがとうございます。  碧南市は犯罪が少ないというのは薄々私ども感じておりますが、年々こういった減少傾向にあるということは非常に喜ばしいことであるかなというふうに思います。それもひとえに、そういった新しい試み、犯罪に対する認識が啓蒙活動されている結果ではないかと思っております。  続きまして、(2)西三河9市の犯罪件数の推移について、推移はどのようになっているかについてお伺いします。  碧南市を、今1つ事前に報告いただきましたので、西三河8市の犯罪の件数の推移について教えてください。 423 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 議長、市民協働部長。 424 ◆議長(石川輝彦) 市民協働部長。 425 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 西三河9市の犯罪件数につきましては、愛知県警公表により、直近3年間の刑法犯の認知件数を市政順に御報告いたします。  まず、岡崎市ですが、平成26年は3,210件、平成27年は2,759件、平成28年は2,668件でした。次に、刈谷市ですが、平成26年は1,811件、平成27年は1,326件、平成28年は1,309件でした。次に、豊田市ですが、平成26年は3,491件、平成27年は3,408件、平成28年は2,910件でした。次に、安城市ですが、平成26年は1,990件、平成27年は1,722件、平成28年は1,604件でした。次に、西尾市ですが、平成26年は1,386件、平成27年は1,048件、平成28年は1,047件でした。次に、知立市ですが、平成26年は835件、平成27年は733件、平成28年は676件でした。次に、高浜市ですが、平成26年は396件、平成27年は349件、平成28年は330件でした。最後に、みよし市ですが、平成26年は721件、平成27年は644件、平成28年は572件でした。  なお、愛知県警では人口1,000人当たりの認知件数となる犯罪率を市区町村別でランキング公表しておりまして、市のランキングで碧南市は38市のうち、平成26年、27年は35位、28年で32位となっており、県内の中では犯罪が多発していない市であります。 426 ◆11番(山中謙治) 議長、11番。 427 ◆議長(石川輝彦) 11番。 428 ◆11番(山中謙治) ありがとうございます。  犯罪の多い愛知県において、碧南市が非常に犯罪の少ない都市であるということが認識できまして、喜ばしいことだと思います。  そういったいろんな施策を施していただいている中におきまして、(3)ですね。碧南市の防災対策として、今現状どのような取り組みをしているかについてお答えください。よろしくお願いいたします。 429 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 議長、市民協働部長。 430 ◆議長(石川輝彦) 市民協働部長。 431 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 先ほど質問者が言われました防犯カメラ以外の防犯対策といたしましては、警備会社へ、夜間犯罪防止として7月から3月までの期間中、22時から翌朝の4時まで青色回転灯を装備しました車による巡回パトロールを委託しております。この巡回パトロールのルートや犯罪防止強化ポイント等については、毎回、巡回に先立って、警察署で指示を仰ぎ、犯罪の現状に生かしたパトロールをするように実施しております。  また、町内会、区単位で防犯パトロールを実施されている自主防犯ボランティア団体に対し、防犯リーダー研修会を開催し、さらに青色回転灯を装備した専用車両で、自主防犯パトロールを実施されている団体には、車両の維持管理への支援といたしまして補助制度を設けております。  また、特に昨年多発しました還付金詐欺への対応としましては、啓発キャンペーンや公民館等での高齢者教室で被害防止対策の周知、啓発を行うほか、市役所関係各課と連携し、発送文書に注意喚起の文言を記載するなど、詐欺被害防止の対応をしております。 432 ◆11番(山中謙治) 議長、11番。
    433 ◆議長(石川輝彦) 11番。 434 ◆11番(山中謙治) ありがとうございます。  ちょっと先ほどの答弁の中で、警備会社に夜間犯罪防止として、7月から3月の期間中青色回転灯を装備した車のパトロールを委託しているということなんですけど、1年通してというと、考えますと、7月、3月ですから、4~6月はこの中に抜けているんですが、それは何か意味があってのことでしょうか。お聞かせください。 435 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 議長、市民協働部長。 436 ◆議長(石川輝彦) 市民協働部長。 437 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 7月から3月までということで、年度当初の4月から6月までは、質問者が言われるように抜けておりますが、これにつきましては、警備会社を委託する際に入札をしております。入札の関係で若干時間をいただくのと、入札された警備会社が、青色回転灯のパトロールを運転するには、警察署でそれなりの講習の免許が必要になりますので、それを取得するということで、最短、一番早くて7月からという形でやらさせていただいております。 438 ◆11番(山中謙治) 議長、11番。 439 ◆議長(石川輝彦) 11番。 440 ◆11番(山中謙治) ありがとうございます。  碧南市の取り組みとして、市としての取り組み、個人に対する啓蒙活動、もしくは地域のボランティア活動とか、地域の自主パトロールに対して応援していただいておって、非常にありがたいことだと思っています。  続きまして、(4)碧南市の状況はわかりましたけど、西三河各市において防犯体制の取り組みについて、特徴のある取り組みをしているところがあればお聞かせ願えますでしょうか。よろしくお願いいたします。 441 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 議長、市民協働部長。 442 ◆議長(石川輝彦) 市民協働部長。 443 ◆市民協働部長(遠山隆夫) まず、特徴のある防犯対策を実施している市の状況を申し上げますと、まず、岡崎市では、振り込め詐欺の受け子としての、利用されないように、地元大学、専門学校にてキャンペーンを実施されております。  刈谷市では、青パト夜間巡回を6台で実施しております。また、65歳以上のひとり暮らしなどのお宅を対象に、先着順で2,000円、限定100台で、自動通話録音装置の販売をしております。  豊田市では、75歳以上の高齢者、約1万世帯へ委託業者が訪問し、防犯や交通安全の啓発を行っております。また、パトネットあいちからの情報など、緊急メールとよたで発信し、注意喚起を行っております。  安城市では、安全・安心情報メールにより、不審者情報、犯罪発生状況の配信を行っております。  西尾市では、詐欺や不審電話等の発生が確認された際に、市内各地の屋外スピーカーにより情報を放送し、警戒を呼びかけておると聞いております。 444 ◆11番(山中謙治) 議長、11番。 445 ◆議長(石川輝彦) 11番。 446 ◆11番(山中謙治) ありがとうございます。  答弁いただきましたように、犯罪を未然に防ぐには、個人の被害防止の意識を高めていくと、そういった活動が必要だということがあります。また、個人の家とかを守っていくには、個人、もしくは地域や地域として守っていくために、防犯対策は各自、各地域において対応していくことが必要だと思っております。  しかし、近年、これ、地域の方からちょっと要望がありまして御質問させていただくんですけど、愛知県の尾張とか三河地方において23件トラクターの盗難事件がありました。短期間の間、4月、5月の間ぐらいで23台を根こそぎ持っていってしまうというような事件がありました。  碧南市においても、昨年の5月に発生したトラクターの盗難事件4件の中で、2件が未遂に終わり、2件が盗難に遭ったという現状がございます。  未然におさまった2件というのは、独自にセキュリティーシステムをトラクターに取りつけたゆえに、どうしても解除するのに時間がかかるというような形状からかと思われますが、未然に終わったということです。  あとの2件に関しましては、1件は双方に防犯カメラがついておったそうです。防犯カメラのスイッチを切って持っていったということです。もう明らかなように、これは、一般個人がちょっと、車が欲しいからとったとか、そういうことと違いまして、組織犯罪として、大がかりな組織の中で行われていることだというふうに認識しております。  幸いにして、最後はみよし市のほうの解体工場が判明して、犯人が検挙されたという事実はありますが、そんな中でも、農業の従事者の人に聞いてみますと、トラクターはとにかく必要なときにないと何の役にも立たないと。例えば、工場でものをつくるのに機械がないと同じような状況でして、欲しいときにものがなければ何の効果もないような状況であるということだと思います。後から返ってきて、もしくは、犯人がわかったところで非常に役立たない、後の祭りでどうにもならないというような現状があるというようなことをお伺いしています。  トラクターが幾らぐらいするのかとちょっと聞いてみますと、大体安いもので150万円から200万円ぐらいかですかね。高いもので1,000万円を超えるという現状ですから、盗難としては非常に大きな金額のものであるかと思います。自動車盗難の高級車並みの価格であるかと思います。  特に専門的な知識を持っていると同時に、犯人の1人が碧南市在住の方であったということもありますように、事前に準備されて、検討の上、短期間にそういった犯罪を犯していくというようなことが多々あるかと思います。  そういったことを鑑みますと、(5)のほうで、個人でやるにはちょっと限界がありますものですから、個人の防御施設としては限界がありますものですから、交通の要所に防犯カメラの設置の検討についてお伺いしたいと。  これは、碧南市が水に囲まれた市でありまして、橋を渡らなければ他市に移動できないという条件があります。そこで、防犯を未然に防ぐと同時に、防犯カメラを設置することによって、犯罪の早期解決ができるんじゃないかなというふうに考えております。近年、犯罪の中で大きな効力を示している防犯カメラの画像が、犯人検挙の1つの判断材料になっているようなことが多々あるかと思います。  防犯カメラは、それを目的、防犯だけの目的についておるのか、もしくはいろんな意味合い、交通の状況を見ておるかということを考えてついているのかわかりませんが、カメラがついておることによって、いろんな情報、もしくはそういった対応ができるのではないかというようなことがあります。  特に碧南市のほうは、川に面して橋を渡らなければいけないという特性を生かしまして、橋梁に防犯カメラの設置を検討できないかについてお答えください。 447 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 議長、市民協働部長。 448 ◆議長(石川輝彦) 市民協働部長。 449 ◆市民協働部長(遠山隆夫) まず、碧南市の市境につきましては、海底トンネル、あと、産業道路の高浜市の関係、田尻、田戸の関係、この3ヵ所を除いて、橋を渡らないと市外に行けません。  質問者が言われる橋は8ヵ所ありまして、いずれも県道となっております。所管である知立建設事務所へ既設工作物に防犯カメラの設置が可能であるか確認しましたところ、橋梁への共架については、橋梁自体が何かを取りつけることを想定した構造でないため、いかなるものも許可できないとのことでした。  また、橋梁に付設された県の道路照明灯への共架についても、一切の取りつけを受けつけないということでありました。  したがいまして、県の許可を受けた上で、橋梁付近の歩道に、碧南市が自立で立てたポールの上に防犯カメラを設置することになりますので、今のところ設置する考えはございませんので、御理解をお願いいたします。 450 ◆11番(山中謙治) 議長、11番。 451 ◆議長(石川輝彦) 11番。 452 ◆11番(山中謙治) ありがとうございます。  なかなかハードルが高い状況かと思います。橋梁でも、最初からついている場合もあるかと思いますけど、今、現状では、後からつけるというのには、やっぱり工作物に関して大きな問題があるのかなと思いますが、全体、今の答弁の中で、1つ、2つほどちょっとお伺いしたいことがあります。  最初のところで、海底トンネルと田尻、田戸の3ヵ所を除いてということでありますけど、そちらのほうにはもう既に防犯カメラが設置された状態にあるのかということと、もう一つは、防犯カメラの特徴、防犯カメラの名前がいいのかどうかわかりませんけど、防犯カメラを特定の目的ではなく、例えば、交通の調査だとか、もしくは災害時の道路状況を確認するためにとか、そういう名目を多岐にわたり設定していけば、橋梁に設置を許可していただくことは可能であるかについてちょっとお伺いします。 453 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 議長、市民協働部長。 454 ◆議長(石川輝彦) 市民協働部長。 455 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 海底トンネルにつきましては、管理者に確認しましたところ、防災カメラ、防犯じゃなくて、防災カメラがトンネル内に8台とトンネル入り口と出口の地上に各1台で合計10台、上りと下りの路線、それぞれに設置されているとのことでした。  そのほかの2ヵ所につきましては、先ほど申し上げましたように、いずれも市道ではありませんので、所管に確認しましたところ、渋滞情報のためのセンサーはあるが、カメラの設置はないとのことでした。また、構造物などの取りつけについては、その目的を問わず、いかなるものも許可できないと伺っております。  なお、ケーブルテレビのキャッチネットワークにより、港本町の国道247号線を撮影するものとして、碧南消防署の屋上に交通カメラとなる定点カメラが設置されております。この定点カメラの設置につきましては、設置の費用の市の負担もありますので、防災、交通、防犯面での必要性を検討する中で考えてまいりたいと思います。 456 ◆11番(山中謙治) 議長、11番。 457 ◆議長(石川輝彦) 11番。 458 ◆11番(山中謙治) ありがとうございます。  先ほど、海底トンネルのほうには8台、上下で18台ですか、防災カメラですね、設置されているということだったんですけど、カメラは物を写すということが大前提でありまして、どういう利用する、設置目的はそうかもしれませんけど、いろんな活用ができるんじゃないかなというふうに思います。  そういった半田のほうに抜ける海底トンネル等につきましては、そのカメラの映像を使うことによって、そういった防犯についても活用できるんじゃないかなというふうに思っています。  先ほど、部長より、定点カメラの設置をされて、キャッチをされているところがあるということなんですが、どうしても定点カメラというと、結構、交通量、車、どれぐらいの画像のものかちょっとわかりませんけど、そういった識別処理をすれば確認できるような、鮮明な画面が撮れるようなことであれば、碧南市としても、やはり、個人の防災では限界のある面については、そういった取り組みをしていって、定点カメラ等の負担金があるかもしれませんけど、現状の建物の中に、そういったところに設置が可能であれば、そういったものを検討していただければなというふうに思います。  県の説明は、一切まかりならないというような感じですけど、市のほうでは今後の情勢を見て検討していくということでありましたものですから、その重要性を鑑みていただいて、できるだけ前向きに検討していただけることを望んで、件名1の質問を終わらせていただきます。  続きまして、件名2、観光事業の取り組みについてお伺いします。  本市の観光地として、藤井達吉現代美術館、碧南海浜水族館・科学館、明石公園、あおいパークなど、多くの観光施設が存在しております。  碧南市は、他市に比べても、人口の規模、市の規模からしても、多くの観光地を有しており、恵まれた環境にあるかなというふうに理解しております。土曜日とか日曜日、祝日には多くの来場者でにぎわっており、市外からの来場者、来館者もふえてきているように思われます。  そこで、(1)碧南市の施設、ア、美術館、イ、水族館、ウ、明石公園、エ、あおいパーク、こちらの4施設で来場者のカウントもしやすい状況にあるかと思いますものですから、そちらのほうで、来場者数と市外からどれぐらいの方がおみえになっておるか、わかる範囲で教えてください。 459 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 460 ◆議長(石川輝彦) 副市長。 461 ◆副市長(松井高善) 私よりお答えをさせていただきます。  来場者数と市外からの観光客がどの程度かという御質問でございます。  平成28年度1年間の実績で申し上げます。なお、市内、市外からの来場者の割合につきまして、各施設が実施したアンケートからの推計ということでございますので、この点はあらかじめ御承知ください。  まず、アの藤井達吉現代美術館の来場者数でございます。5万8,000人余でございまして、このうち、市外からの来場者は約74%、計算では4万3,000人余が市外からの来場者と推計をされます。イの碧南海浜水族館・科学館の来場者数は13万1,000人余でございまして、市外からの来場者は約77%ということでございます。10万1,000人余の方が市外からの来場者と推計をされます。ウの明石公園の来場者数は22万人余でございまして、市外からの来場者は、これは約90%ということでございまして、20万3,000人余の方が市外からの来場者と推計をされております。エのあおいパークの来場者数は102万8,000人余でございますが、市外からの来場者はこれも約70%ということでございます。計算で72万人余の方が市外からの来場者と推計をされます。  以上でございます。 462 ◆11番(山中謙治) 議長、11番。 463 ◆議長(石川輝彦) 11番。 464 ◆11番(山中謙治) ありがとうございます。  想像以上に多くの方が市外からお見えになっているという感じで、ちょっとびっくりするような数字だと思います。  まだまだ碧南には多くの方が来ていただけるように、今後来場者をふやすような方策をとっていかなければならないと思います。いかないといけないと思いますので、今後ともPRのほうをよろしくお願いしたいと思います。  続きまして、(2)観光PRについてどう考えているかについてお伺いします。  3月議会において、副市長より観光事業に力を入れていくというお話がありました。新規事業の花まつりプロジェクト推進事業、竜の子街道プロジェクト推進事業と既存の観光事業をあわせて、今後どのようにPRしていく方策であるか、教えていただけますでしょうか。 465 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 466 ◆議長(石川輝彦) 副市長。 467 ◆副市長(松井高善) 新規事業のこの花まつりプロジェクト推進事業、ここでは桜まつりを集客力のあります明石公園で開催し、ステージパフォーマンスショーや夜桜のライトアップなどを行っております。明石公園の遊具を目当てに来られた方や近くのホテルに宿泊された方々にも桜まつりを楽しんでいただけたのではないかと思っております。  また、竜の子街道プロジェクトにおきましては、昨年度は、首都圏や名古屋圏でのプロモーション活動のほかに、中部国際空港でのデジタルサイネージやモニターツアーなどで、醸造文化だけではなくて碧南市の魅力のPRに努めております。  観光PR方法につきましては、情報伝達手段として広く普及をしてきましたインターネットを活用いたしまして、碧南市観光協会ホームページからの発信に加えまして、西三河9市1町で、西三河ぐるっとナビというホームページを開設しております。この地域間の連携による広域的な発信も行っております。このほかに、ホームページだけではなくて、フェイスブックやツイッター、こういうものを活用いたしまして、若者世代にも情報が届くよう努めております。  また、テレビの情報番組や、また、ニュースで紹介をされますと、市外から多くの方に碧南を訪れていただき、大変効果があると実感をしております。例えば、最近では5月に、メーテレの「ウドちゃんの旅してごめん」という番組ですね。毘沙門天の妙福寺、レールパーク、碧南焼きそばのお店などが紹介されました。また、1月には、日本テレビの「満天青空レストラン」で、ニンジンを生産されてる農家や料理店などが紹介をされたり、さらには、1月のにんじんサミットの様子がNHKのニュースで紹介されておりまして、碧南を広く知ってもらえることができたのではないかと思っております。  今後も、テレビやマスコミなどにも積極的にこちらから情報を発信して、幅広く、効果的に、碧南の観光を継続して発信していきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 468 ◆11番(山中謙治) 議長、11番。 469 ◆議長(石川輝彦) 11番。 470 ◆11番(山中謙治) 前向きな答弁ありがとうございます。  私どもの認識からすると、必ずしもお世辞ではなく、碧南市はPRが下手くそだというような感じで今まで受けておりましたけど、今、現状を伺ってみますと、ことしから観光に力を入れていくということで、いろんな媒体を使って積極的にPRしていただいているのがうかがえます。  特にテレビというのはすごく、1回取り上げられると、そのときはすごい勢いで人が来るということがあります。ただ、一番大事なのは、リピーターとしていかに確保していくか、もしくは、碧南市のさらなる魅力を展開していかないと、なかなかリピーターが訪れることがないというような現状があります。  僕らも仕事をしておって、当市のグルメですね。グルメ、ここは何か非常においしいところがあるというと、今まで私どもがしょっちゅう歩いておっても人っ子一人いないようなお店が、その情報が出た途端に一気に満員になってしまう。でも、あと1ヵ月もしないうちに誰もいなくなるという現状がよく見受けられます。なかなかグルメ番組の中、新たな場所を探していくというのは非常に難しいがゆえに、さほどでもないところまでそういう形になってきてしまっているということもあるかと思います。  とにかく、PRは1回だけで終わることではなく、継続して考えていただければ、さらなる碧南のPRになるかなというふうに思っております。  続きまして、(3)駅前と商店街活性化の方針をどのように考えているかについてお伺いします。  (1)の質問で、市外より多くの観光客が来場、来園いただいていることですが、玄関口である駅前とか商店街が、かつてのにぎわいがなく、十分なおもてなしができないような状況になっているような気がします。  私たちの小さいころは、駅周辺というのは、商店街がにぎやかで、そちらのほうで何々に行くというのが1つの行動であったような気がしますけど、今は車社会になりまして、だんだんだんだん電車よりも車によって市街が発展してくるという現状があるかと思います。  特に、今、観光事業を手がけていくということになりますと、市外からたくさんの方がお見えになっている以上、電車を利用される方も多々あるかと思います。ましてや、名鉄電車が企画している歩く運動。歩く、ああいったハイキングのコースや何かと、市内中が、たくさんの方が歩いてみえるというような現状があります。そういったものを利用して、観光とともに、駅前の商店街の発展も双方で考えていくのが必要ではないかなというふうに思っております。  そういった状況にありまして、駅前とか商店街の活性化について、碧南市ではどのように考えているのかをお聞かせください。 471 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 472 ◆議長(石川輝彦) 副市長。 473 ◆副市長(松井高善) 駅前商店街活性化の方策をどのように考えているかという御質問でございます。  駅前は、電車で来られる観光客の玄関口で、もちろんまちの第一印象となりますし、目的の観光施設につながる商店街がにぎやかですと、観光スポットとしての魅力も高まるという期待があると考えます。同時に、観光スポットの魅力が増して観光客がふえますと、駅前や商店街の活性化につながる期待があるとも言え、観光の振興と駅前商店街の活性化というのが相関関係にあると考えております。  最近では、美術館の企画展の鑑賞に御夫婦や友人と来られる方や、臨海公園に家族連れで遊びに来られる方々も多くて、この付近の飲食店をよく利用されると伺っております。  また、今後、碧南緑地のビーチコート、またさらには、水族館のビオトープ、これらが整備されますと市外から訪れる方々の増加が期待をされます。  そういったさまざまな目的で碧南に来られる方に駅前や商店街を利用していただけるような方策について、今後も研究してまいりたいと思っております。よろしくお願いします。
    474 ◆11番(山中謙治) 議長、11番。 475 ◆議長(石川輝彦) 11番。 476 ◆11番(山中謙治) ありがとうございます。  観光客というのはいろんな目的を持って碧南市に来るわけですが、先ほど、昨日ですか、てらまちウォークのアンケートで、よかったというアンケートが95%を超えるというアンケートの結果だというふうにお話がありました。アンケートをとると、いいか悪いかと言われたらいいというふうに言うことが非常に多いかと思いますけど、ちょっとアンケートの内容を変えてみて、碧南市に来てみて、何が不足していますかとか、何があるといいですかというような質問項目を加えていくと、新たなる碧南市がどうすべきかということが見えてくるかと思います。  いいことというんですか、いいか悪いか、つまらなかったかということになると、大体80%、90%はいいというふうになると思いますけど、何があるとさらにいいのかとか、何がないから困るのかと、そういう悪い、負の面ですね、そういったものを確認するということが非常にいい結果を生むのではないかなと、そういったアンケートを考えていただけるといいかなというふうに思っています。これは要望ですけど、今後アンケートをとる場合にはそういった項目も入れるといいんじゃないかなというふうに思っています。  続きまして、(4)のアンテナショップの設置の検討についてお伺いします。  ちょっと、アンテナショップというと、皆さんの認識からします。東京に、県が主催して、その県の特産物を紹介して、購入していただくということがアンテナショップの姿かなというふうに認識されていることが多いかと思います。  この間ちょっとお伺いしたら、東京には、愛知県はない、アンテナショップがないというようなことも聞いておりますけど、ここでいうアンテナショップというのは、観光に力を入れていく、もしくは、商店街を活性化していることに付随して、地元のブランド商品を来ていただいた方に買っていただけるようにと、また、その中で気に入ったものは、今度お店に行って買ってもらえばいいことかもしれませんけど、そういった提供する場というんですか、見ていただく場というものを提供していったら、市の活性化、商店街の活性化と観光事業と両輪していけるのではないかなというふうに思って提案させていただきました。  インターネットのホームページで、観光物産の紹介だとか、いろんな情報はたくさん載っておりまして、こんなものがあるのかということは調べればわかりますけど、どうしても、インターネットを使える人ばっかりではございませんし、現物を見るというのが非常に大きなウエートを占めてくるかと思います。その中に、やっぱり碧南でも、いろんな同じ商品でもいろんなメーカーがつくってみえますから、そういった商品がまとめて買える、もしくはセットで買えるとか、見せ方を変えることによって、観光のついでにとりあえず買ってみようかというような結論になる場合もあります。  それから、もう一つ、やっぱり、私どもで何か碧南特産物、いいことは重々理解している商品があるんですけど、それを贈り物にしようとしたときに、やっぱり贈答というようなパッケージング関係がなされていない、もしくは、各メーカーのやつがそろって、味比べだとか、そういうような形で提案する、見せ方によって売れ方も違ってくるし、贈答品としても使える、お土産にも使えるんじゃないかなと思って、そういった場所を提供していただけるように、アンテナショップ的な施設を検討していただけないかなと思って提案させていただいております。それについて、市はどのようにお考えなのかお伺いします。 477 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 478 ◆議長(石川輝彦) 副市長。 479 ◆副市長(松井高善) アンテナショップの設置を検討できないかという、そういう御提案でございます。  例えば、大浜寺町地区内の既存の施設を活用して、碧南市の特産品の販売コーナーなどを設けるといった方法がまず考えられます。この場合、展示だけでなくて販売ということになりますと、商品の陳列から在庫の管理、飲食物の場合は温度であるとか、賞味期限の管理、出品業者との連絡調整など多くの課題がありまして、市が設置するについては、慎重に検討したいと考えております。  なお、ことしの4月に、商店街の碧南駅前通発展会さんが、碧南駅前の空き店舗を活用して、休憩所兼商店街の情報発信拠点、これ、リボーンと言いますが、リボーンという施設をオープンされております。  ここでは、レンタルボックスを設置して、手づくり商品やリサイクル品などの販売をするほかに商店街のお店の紹介なども行われておりまして、碧南駅から藤井達吉現代美術館や寺町を訪れる方々にとっておもてなしの場と、こういうことになっておりまして、市からはこのことに対して、空き店舗賃借料等補助事業という、この事業補助事業で支援をしております。  商店街さんなど、ほかにも同様の取り組みがある場合には、このような支援もしてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 480 ◆11番(山中謙治) 議長、11番。 481 ◆議長(石川輝彦) 11番。 482 ◆11番(山中謙治) ありがとうございます。  なかなか、市が経営していってやっていくというのは、リスクも多くて非常に難しいという答弁だったんですけど、確かにそういう面もあるかなというふうに思います。  現状を見てみますと、商店街は空き店舗もたくさんあります。それから、施設の中にもそういったコーナーを設けることができる可能性もあるかなというふうな感じがします。  とにかく、どこがいいかというのは非常に難しいことがありまして、やはり、集客率の高い集約されたところに、まず、とりあえず検討を進めていくことが一番大事かなと思います。  特に市が独自でそういうものをつくってしまって運営していく、官公庁が商売をするというのは非常に難しいし、なれてもいませんから難しいと思います。  そういった空き家とか、有効利用できる土地を碧南市が借り受けるとか、そういうふうに、そういったところに対して、民間の公募等を含めて、こういった事業をやってみませんかというようなことを提案して公募していくというのも1つの手じゃないかなと思います。  比較的若い方たちは、いろんな意味で新しいことに取り組んでいこうという芽がインターネットの中にも、もしくはそのお店の中にも、碧南市に今までないような形のものがあらわれてきているような感じがします。  例えば物産展の、先ほど提案させていただいたように、物産展は、各1つのメーカーさんがいれば1つのもの、1つのメーカーのものしか出てきませんと、ただ、問屋さんとか小売店さんが仮に企画するとすると、いろんなメーカーの取り扱いがありますから、それをセッティングすることは可能かなというふうに思います。  そういった意欲のある方を募集して、今後、観光事業と双璧で民間の力を活用して、碧南市の今後の行く末を、発展をますます望めるように、産業と両立して、未来永劫にわたって発展していくまちにしていただくようにお願いしたいと、御検討していただくようにしてほしいと思いますが、そういった今の案について、そういうことが可能であるか、もしくは検討の余地があるかどうか、一度お伺いさせていただきます。 483 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 484 ◆議長(石川輝彦) 副市長。 485 ◆副市長(松井高善) 今、さまざまな御提案をいただいております。市の活性化、観光事業も含めまして、積極的に検討してまいりたいと思います。  以上です。 486 ◆11番(山中謙治) 議長、11番。 487 ◆議長(石川輝彦) 11番。 488 ◆11番(山中謙治) ありがとうございます。  何か具体的にどうしたらいいかということはなかなか難しいかと思いますけど、今後碧南市の、今私たちが見たときに、こうなるといいな、こうしてほしいなというようなことを今回質問させていただきました。前向きにいろいろ検討していただけることですから、今後ともさらなる観光事業収益を目指して取り組んでいただきたいと思います。  以上を持ちまして、一般質問を終わります。ありがとうございました。 489 ◆議長(石川輝彦) 以上で、山中謙治議員の一般質問を終わります。  これにて本日の一般質問を終結いたします。 ───────────────────・・─────────────────── 490 ◆議長(石川輝彦) 以上で、本日の日程は全部終了いたしました。  明日、明後日は市の休日につき、休会といたします。  再開は6月19日午前10時であります。  本日は、これにて散会します。                            (午後 3時 40分 散会) ───────────────────○────────────────────  地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。    平成29年6月16日                   碧南市議会                     議 長  石 川 輝 彦                     議 員  大 竹 敦 子                     議 員  新 美 交 陽 Copyright © Hekinan City Assembly Minutes, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...